アバンテJr.30周年スペシャルキット

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アバンテjrとは、今から30年ほど前の1988年12月に発売されたミニ四駆であり、その母体になるのはRCカーで一躍脚光を浴びたアバンテだ。

シリーズ最初となるオンロード高速仕様のタイプ2シャーシが採用され、まさにレーサーミニ四駆を名乗るにふさわしいマシンとなっている。
それまでの車種は外で遊ぶオフロード仕様のタイプ1シャーシと変わって、コースで遊ばせることを前提として作られたマシンであり、その大きな違いはタイプ1ではスパイクタイヤが標準装備であったが、タイプ2シャーシからは凹凸のないスリックタイヤが標準装備となっている。
他にも4.2:1の低ギア比の高速ギアを付属させたりと当時としてはミニ四駆新時代を彷彿とさせる逸品である。
・・・故に、当時は生産が追い付かない位の超人気で、持ってる子供は一躍人気者になれた。

このマシンというかタイプ2シャーシには思い出があり、当時私も類に漏れずアバンテ難民だったわけだが、これより少し後に出た同じタイプ2シャーシの第2弾である「バンキッシュjr」というマシンをたまたま買ってくれ、無改造のままで町で行われていたレースに出場、当時はタイプ1が主流だが他のごっつい改造を施したマシンに割って入るタイプ2無改造のバンキッシュ、私もまぁ、勝てなくてもいいや位な感じで出場してみたが・・・それがなんと1着だった。
そう、このタイプ2シャーシはオンロード向けのマシンの為、下手な改造を施したタイプ1シャーシより断然早かったのだ。
そこからはもうバンキッシュに惚れこみバンキッシュ>アバンテの構図になってしまった(最近知ったのだが実はバンキッシュの方がアバンテよりも走るらしい)・・・が、今の手に入りづらさ的にもバンキッシュ>アバンテなのでタミヤさんは今一度バンキッシュの再販をしてほしい、願わくばタイプ2での再販をお願いしたい。

さて、このモデルはそんなアバンテの30周年の記念モデルであり、当時のままのタイプ2シャーシで昨年の12月に販売された、当時のちびっこも今やいい歳なのだが良いものはやはりいい。
このキットはメッキボディーバージョンとノーマルバージョンの豪華2段仕様、あえてノーマルバージョンで飾ってノスタルジックに浸るのも悪くない。

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