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ジンバブエ 1ZiG ニッケルメッキスチール貨 2024年銘
#ジンバブエ が従来のジンバブエ・ドルに替わって導入した新通貨ジンバブエ・ゴールド(ZiG)の貨幣です。2024年4月5日に発表され、同月8日に導入、同年5月1日に発行されました。元はデジタルトークンとして2023年4月に導入されたZiGですが、それに対応する貨幣として発行されました。ZiGの価値は2.5トンの金と1億ドルの外貨準備金に裏付けられており、これが事実ならば、ジンバブエは事実上、ZiG発行時唯一の金本位制採用国と目されています。 当初、1ZiG、2ZiG、5ZiGの貨幣3金種と紙幣が発行されました。貨幣の表側は共通デザインとなっており、ジンバブエの国章や国旗にも採り入れられたジンバブエ鳥が採用されました。裏側は金種により異なり、写真の1ZiG貨幣にはグロリオサの花が採用されました。 ZiGは導入の発表が導入の3日前と直前であったこと、1か月近く貨幣が流通していない状態だったことから、混乱の最中での導入となりました。加えて、同国では長らく続いたハイパーインフレにより自国通貨そのものに対する国民の信頼が皆無であること、2024年夏の旱魃による食糧不足により早速ZiGもインフレに見舞われたことなどから、ZiG導入によりジンバブエの通貨の信頼はほとんど回復していない状況です。波乱の幕開けとなったZiGですが、紙幣とともに、今後が注目される貨幣といえましょう。
鉄・ニッケル ジンバブエ 未確定Hokutosei
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ネパール 2ルピー 黄銅メッキスチール貨 B.S.2077銘
王政廃止後に発行された1ルピー貨の後継貨として2020(ビクラム暦2077)年に発行されました。一世代前の1ルピー貨導入後にネパールで州連邦制が導入されたことを受け、州境界入りのネパール地図がデザインに採り入れられました。この面は同時期に発行された2ルピー貨とともに、視覚障がい者が触覚で額面を判断するための点が設けられています。 もう片側は引き続きエベレストの図柄を採用していますが、エベレストのネパール語名ラテン表記サガルマータ(SAGARMATHA)が刻まれています。その分、既に額面と国号の英字表記を採り入れていた先代1ルピー貨より、更に英字表記が増えています。
銅・亜鉛・鉄 ネパール 不明Hokutosei
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オーストリア 10グロッシェン アルミ貨 1997年銘
ユーロ導入以前のオーストリアで使われていた一般通用貨幣で、オーストリア・シリングに対する補助通貨「グロッシェン」の貨幣です。 デザインは額面や国章、国名しか使っていませんが、余白の少ない優れたデザインの貨幣に仕上がっています。オーストリアの貨幣はウィーン金貨をはじめデザインでの評価が高いですが、このような少額貨幣でもその特徴が現れています。アルミ貨ですが、若干のマグネシウムが含まれています(Al 985 / Mg 15)。
アルミニウム・マグネシウム オーストリア 不明Hokutosei
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1円黄銅貨 昭和24年銘
戦後の急激なインフレーションを受け、50銭貨幣に代わる少額の補助通貨として昭和23(1948)年より発行されました。現行の1円アルミ貨と同様に「円」を単位としますが、50銭以下の貨幣とともに昭和28(1953)年末で廃止されてしまいました。素材の価値が高騰し、市中で鋳潰されるおそれがあったためといわれています。現在のところ、戦後に発行された「円」単位の貨幣としてはこれが唯一の廃止事例です。 発行枚数は多いですが、通貨単位「円」の歴史を語るうえでは外せない貨幣です。 ※ 発行枚数は3か年累計(単年度発行枚数は不明)
銅600〜700/亜鉛400〜300 451,170,000枚 20mmHokutosei