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The Mummies “Play Their Own Records!”
しつこいようですが、何となくヤフオクを漁っていたら、見つけてしまいました。米国のLo-Fiガレージ・パンク・バンドThe Mummiesのセルフ・コンピ・アルバム”Play Their Own Records!”です❗️やっぱり、ここら辺の音楽は如何にも「米国的」で好きなんですよ。彼等のバイオグラフィーはこの前、紹介してありますので、そちらをご参照下さい。一応、メンバーだけ書いておきます。Larry Winther (G), Maz Kattuah (B), Russell Quan (Drs), Trent Ruane (Vo, Organ, Sax)の鉄壁の4人です。また、本作品はセルフ・コンピなので、出所を書き上げますと、A1~A4 はシングル“That Girl”から、A5, A6もシングル“Food, Sickles, And Girls”から、A7, A8もシングル”The Fabulous Mummies”から、A9~A11とB1もシングル”Shitsville”から、B2はPhantom SurfersとのスプリットEP”Northwest Budget Rock Massacre!”から集められています。あと彼等のスローガンである”Fuck C.Ds.”は本作品の裏ジャケにも明記されており、収録されている音にも見事に反映されています。即ち、ロー・ファイ極まりない音質と言うことです。まあ、5種類のシングルからの曲なのに、どの曲も同じ位の低音質で、ペラペラな音です(これは褒め言葉)。と同時に、どの曲もカッコ良すぎます。イカしてる!イカれてる!A1の冒頭で、いきなり、レコード針がスクラッチする音が入っており、ちょっと焦りましたし、ライブ音源らしくMCなんかもそのまま入っています。まあ、音の方は、既に知っていたのですが、ここ数年、YouTubeでライブ動画を観てみると、何かとても1990年代のバンドとは思えないクオリティでしたね(笑)。そんな彼等の爆発するシングル集となっていますので、とにかく聴いてみて下さい❗️痺れると思いますよ! 因みに、B3とB4は、Michael A. Lucasの16mm映画"Go Baby Go! Or Go To Hell!"から取られています。 曲名のクレジットを書いておきます。 A1 “That Girl” A2 “Test Drive” A3 “I'm Bigger Than You” A4 “Dirty Robber” A5 “Food, Sickles And Girls” A6 “One By One” A7 “Out Of Our Tree” A8 “Tall Cool One” A9 “A Girl Like You” A10 “That's Mighty Childish” A11 “(Doin') The Kirk” B1 “Die!” B2 “Mashi” B3 “The Fly” B4 “The House On The Hill” [live at Counter Culture Cable Access TV 9891] https://youtu.be/bFnl2US5UIQ?si=uYN8bn0ml0dOD1wi [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_n5dYDads3fiyRJNzV_KK2Yq-3_DHL8Gpw&si=tm5h1tPewCiKMtXB #TheMummies #PlayTheirOwnRecords! #EstrusRecords #USUnderground #Garage #Punk #Surf #Lo-Fi #RawSound #Organ #SelfCompilationAlbum #Singles #TrentRuane #MazKattuah #LarryWinther #RussellQuan
Garage Punk / Lo-Fi Estrus Records 4780円Dr K2
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The Mummies “Never Been Caught” and
昔、このバンドの曲を友人に聴かせてもらって、一発で気に入り、早速、レコード屋に駆け込んだのは覚えています。その時は、動くThe Mummiesを観てはいなかったのですが、YouTubeで観て、益々好きになりました。今回は、そんな包帯覆面バンドThe Mummiesのファースト・アルバム“Never Been Caught”を紹介しようと思います。先ずは、彼等のバイオグラフィーを書いておきます。The Mummiesは、1988年に米国CAのSan Brunoで結成されたローファイ・ガレージ・パンク・バンドです。もう少し詳しく書きますね。1988年後半に、Trent Ruane (Vo, Organ, Sax)とMaz Kattuah (B)が中心になって結成したのが、The Mummiesですが、Larry Winther (G)とRussell Quan (Drs)もラインナップに加わります。彼等は、SFのガレージ・パンク・シーンで、Phantom SurfersやThe Untamed Youthと共に頭角を現します。彼等のThe Mummiesと言うあだ名から、バンドはミイラのようにぼろ切れと包帯を巻いたコスチュームをすぐさま取り入れるようになります。また、音楽面では、The SonicsやThe Fabulous Wailersのような、1960年代のガレージやR&Bから影響を受けています。更に、The Mummiesは、プロデューサーで音楽家でもあるJorge "Real Boss Hoss" Ojedaの助言で、「低級ロック」を目指すようになります。1989年2月に、Chi Chi Clubでライブ・デビューを飾りますが、この頃から既にDIY精神で、1960年代を象徴するような安くヴィンテージのペダルやFarfisa社のオルガンを使っています。1990年に、The Mummiesはデビュー・シングル”That Girl”を自分達のレーベルPre-B.S. Recordから出していますが、このシングルは、ラック型の4トラックのカセット・レコーダーで録音されており、更にほぼライブのように録音されたそうです。また、彼等はCDでリリースすることを拒み続け、しばしば、彼等のヴァイナルのカバーには”Fuck C.D.s”と書き殴っています。その後、他のレーベルから数枚のシングルを出した後に、Estrus Recordsが、それらのシングル曲を集めたセルフ・コンピ・アルバム”The Mummies Play Their Own Records!”を1992年にリリースします。少し時間が前後しますが、実は、1991年に、彼等は、Crypt Recordsからアルバムを出す為に、セッションを録音した音源があったのですが、音が綺麗過ぎるとの理由で、アルバム化はボツになっています。しかし、その音源はブートレッグ”Fuck the Mummies”として出回つてしまったので、彼等は再録音しています。それで、Thee Headcoatsとツアーも行っているのですが、彼等のファースト・スタジオ・アルバム”Never Been Caught”をリリースして、直ぐ、1992年1月に解散しています。本作品である、このアルバムが唯一のスタジオ・アルバムとなりました。ただ、解散して翌年には再結成して、ガレージ・バンドSuperchargerをサポートに、欧州ツアーを敢行しています。また、その翌年の1994年には、反応が良かったのか、ライブ・アルバム”Party at Steve's House”を出して、また解散しています。その後もメンバーはそれぞれが活動していましたが、2003年に、セルフ・コンピ・アルバム”Death By Unga Bunga”を、何と!CDで出しており、2008年には、一回限りの再結成コンサートを行っています。大体、The Mummiesのバイオグラフィーはこんな感じです。 それでは、The Mummiesのファースト・アルバム”Never Been Caught”を紹介していきましょう。内容は、A面8曲/B面9曲入りとなっています。内容は、もうカッコ良い‼️の一言です。録音もそんなに良くないし、と言うか悪いし、演奏の荒いし、こんな衝撃は最近は無かったなぁと思いますね。強いて言うならば、高校生の時に、The Damnedのファースト・アルバムを初めて聴いた時の衝撃に近いかな? ただ、違うのが、このレコードが出たのが、1992年と言うことの衝撃!世の中は、レコードからCDへの移り変わりつつある時代に、この音質は「反逆的」ですね。音楽自体は、ゴーゴーと言うかR&Bと言うかガレージで、かつ初期パンクの荒削りな要素もたっぷりと持っている、そんなワイルドで、rawで、イカした(イかれた)音楽です。職場とかで嫌なことがあったら、The Mummiesを爆音で聴きたくなりますね、そんな音楽です。それにしても、A2 “Stronger Than Dirt”はイカしているなぁ。聴いたら、皆さん、きっと好きになりますよ❗️久々に興奮しました。 曲名リストを載せておきます。 A1 “Your Ass (Is Next In Line)” A2 “Stronger Than Dirt” A3 “Little Miss Tee-N-T” A4 “Come On Up” A5 “Sooprize Package For Mr. Mineo” A6 “Rosie” A7 “Shot Down” A8 “The Ballad Of Iron Eyes Cody” B1 “Skinny Minnie” B2 “She Lied” B3 “Red Cobra #9” B4 “The Frisko Freeze” B5 “Justine” B6 “Mariconda's A Friend Of Mine” B7 “The Thing From Venus” B8 “Shut Yer Mouth” B9 “Jezabel” A6 “Rosie” https://youtu.be/htyogIGmFe8?si=IWHYAR9T25MBZtGv [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nBhJNvfaYi801wMIINRCS_c-uWB2JwYUY&si=9xHoPf8-0ZM5DTb6 #TheMummies #NeverBeenCaught #TelstarRecords #USUnderground #Garage #Punk #Surf #Lo-Fi #RawSound #Organ #FirstAlbum #StudioAlbum #TrentRuane #MazKattuah #LarryWinther #RussellQuan
Garage Punk / Lo-Fi Telstar Records 不明Dr K2
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Clock DVA “Digital Soundtracks”
中々、入手困難なClock DVAのアルバム”Digital Soundtracks”を紹介しましょう。Clock DVAについては、以前にバイオグラフィーを書きましたが、この前後の辺りをもう少し補足しておきます。1983年の欧州ツアーの後、Clock DVAは解散しており、首謀者のAdi NewtonはThe Anti-Group (T.A.G.C.)を結成、より実験的な音楽に演り続けます。その後、1987年にNewtonは、Dean DennisとPaul Browseと共に、Clock DVAを再始動します。それで、Newtonらは、Anti-Groupで培ったPCとサンプラーの機材を使って、1989年にアルバム”Advantage”をリリースします。このアルバムは、サイバーパンクの先駆者と評される電子音楽的な内容になっています。1989年にはBrowseが脱退し、代わりにRobert E. Bakerが加入、サイバネティクスの追求から、1992年にアルバム”Man-Amplified”を、同年には本作品でもあるアルバム”Digital Soundtracks”をリリースします。なお、後者はインスト・アルバムになっています。その後、Dennisが脱退し、NewtonとBakerは、1993年にアルバム”Sign”をリリースしています。その後、彼等は、Newton & Bakerに加えて、Andrew McKenzieとAri Newtonというメンツで、欧州ツアーを行い、その後、Newtonはイタリアに居を移します。しかし、その頃、関係のあったレーベルContempo Recordsは様々な問題を抱かえてました。1994年にアンソロジーとしてアルバム”Collective”をリリースし、NewtonはBrian Williams, Graeme Revell (SPK), Paul Haslingerと共同作業を始めますが、レーベル側の問題で、Clock DVA及びNewtonは再び休止期に入ります。しかしながら、2008年に、Newtonは、新たにJane Radion Newtonと共に、またもやClock DVAを再始動します。そして、2011年以降、Newton, Maurizio "TeZ" Martinucci. Shara Vasilenkoのメンバーで、欧州の電子音楽フェスやライブハウスに盛んに参加・演奏するようになります。そうして、2012年に、独逸のVinyl-On-Demandから古い音源をコンパイルした”Horology”がリリースされ、それに続いて、過去のデモ音源なども同レーベルからリリースされています。2013年7月には、Newtonが1994-1995年に録音していましたが、オクラ入りになっていたアルバム”Post-Sign”が彼等のレーベルAnterior Researchからリリースされており、世界的にClock DVAの再評価が高まってきました。2014年には、USBと言うフォーマットで、アルバム”Clock 2”をAnterior Researchからリリース、また、彼等とシェフィールドのバンドIn The Nurseryと共に、元Cabaret VoltaireのStephan Mallinderも加わってIBBERSONの名で、パフォーマンスをシェフィールド大学で行なっています。その後も、Clock DVAは米国などで盛んにライブも行っているようです。 それで、本作品についてなのですが、これは、彼等の6枚目のLP(その間や以前にもカセット作品が何本かありますが、今回はヴァイナルと言うことで、それらはカウントしませんでした)であり、この時のメンバーは、Adi Newton (Conceptual Audiographs), Robert Baker (Locational Techniques), Dean Dennis (Thematic Matrix)の3人組になっています。しかしながら、誰が何を担当しているかについての具体的情報はありません。先述のように、この時期のClock DVAは電子音楽的方向性が確立した頃なので、両面とも、シーケンサーやシンセを分断に使った「一風変わった」エレクトロ・ダンス・ミュージックから成ります。また、ほぼ全曲がインスト曲になっています。その為か、淡々とした曲調のものが多く、EP-4ではないですが、所謂「コールド・ファンク(Cold Funk)」と言った趣きです。なお、B1 "E-Wave"は独の俳優Klaus Kinskiに捧げられています。そんな禁欲的なアルバムですが、一番、脂が乗っていた頃のダンス・ミュージックなので、一度、聴いてみて下さい! A1 “The Sensual Engine” (6:26) A2 “Cycom” (4:06) A3 “Sound Sweep” (5:55) A4 “The Operators” (6:46) B1 “E-Wave” (4:47) B2 “The Inversion” (7:13) B3 “Diminishing Point” (5:00) B4 “Stations Of The Mind” (6:03) https://youtu.be/WfbH1XZ6CzA?si=3paucEif82tn0SXf [full CD] https://youtube.com/playlist?list=PLj83GpwkJx-2FfCBgcljjFtmZxtWCU83X&si=yTRRQdjYzZINmG8M #ClockDVA #DigitalSoundtracks #ContempoRecords #Experimental #Electronic #DanceMusic #AdiNewton #RobertBaker #DeanDennis #Computer #Sampling #ColdFunk
Experimental / Electronic Contempo Records 不明Dr K2
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Eric Lunde “Witness To Disaster”
皆さんはEric Lundeと言うノイズ・アーティストを知っていますか?米国のアーティストで、1983年にBoy Dirt Carと言うバンドをDarren Brownと一緒に始めており、レコードやカセット作品を出していました。しかし、1989年にEricはBoy Dirt Carを脱退し、彼自身の音楽を出したかったみたいで、E. LundeやEric Lunde或いはTrait名義で活動したいます。彼はまた自分の詩集を、LLNDとプリントされた木箱に入れた装丁で出したりもしています。彼曰く、1990-2004年はアートも文筆も何も作る気にならなかったが、ただはチェックされていたことは少しだけはやったけどと言うことみたいです。それで、コンタクトも取れずに、PCとかも壊してしまったらしいです。また「今、私が到達点に近づいてと思って見ているものは、まだ指し示さないと分からない何かで、勿論、それは最近の慌しい活動とも関係しているのだが。死亡、それが貴方達のモチヴェーションなんだろ?」とも。「勿論、1986-1989年に私は数々のカセット作品を作ってきたが、Cathartic Processを通してリイシューしていくつもりではいるが。構えて待っててくれ」とも語っています。中々、難解な方のようですね。そしてこの作品をリリースしたのがオランダのV2_Archiefです。このレーベルはオランダの実験音楽、電子音楽やノイズミュージックなどをリリースしたり、ディストロしたりしている重要レーベルです。その中心人物がFrans de Waardであり、彼の秘書Jacque Van Busselであります。 まあ後のStaalplaat一派ですね。 それでEric Lundeのこの作品なんですが、恐らくライブ録音だと思うのですが、A面とB面に長尺の曲がPart 1, Part 2と言う風に記載されているのみです。ジャケには長々と解説が書いてありますが、訳する程の元気がありませんので、ご容赦ください下さい。カセットテープの録音された音や電子楽器(サンプラーやシンセ)などの音素材を上手くミックスして、極上のノイズミュージックに仕上げております。唐突なノイズの挿入やテープ音の反復などは非常にテクニカルで、また、リズムマシンすらも使用していますが、これはあくまでも音楽の中の1要素として使われています。所謂、ハーシュノイズとかではないですし、またテクノイズでもないですが、一種のアブストラクト・ノイズですね。でもここら辺のノイズってあんまり人気ないんだよねぇ。とは言ってもこれも高水準な作品なので、もっと聴かれるべきだと思うんです。どうですか?こんな抽象的実験ノイズは?因みに、リミックスはオランダの鬼才THU20のPeter Duimelinksがやっています! A “Witness To Disaster 1” B “Witness To Disaster 2” https://youtu.be/QnbFq7Otnd0?si=y1T5DHRBa7iMsCMD #EricLunde #WitnessToDisaster #V2_Arvhief #LimitedEditions #500部 #BoyDirtCar #Abstract #Noise #Experimental #Live #American #Poetry #LLND #CatharticProcess
Noise Experimental V2_Archif 不明Dr K2
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Smegma “Ism”
またまた来ましたよぉ。アメリカの恥垢、、じゃなかったSmegmaの登場です。バイオグラフィーは前回、前々回に書きましたので、そちらを参考にして下さい。今回,紹介するのは彼等の7枚目のアルバム”Ism”です。ちょっと意味深なタイトルですね。今回のメンバーはArsene Zara (artwork, design, Voice), ObliviaことJackie Stewart (Vocals, Musette), Myrtle Tickner (B), Amazon Bambi (Clarinet, Synth, Dr, B, G)と Burned MindことBaron Von Everclear (Dr)で、プロデュースはDr.IdことMichael Lastraです(変名が多いので、こちらは調べるの大変です 笑)。本作はいつもより、Jazzy(A面)或いはSurfっぽい(B面)曲が多いですね。「渋い」「カッコいい」「なんか変」の3拍子揃った彼等の傑作と言っても過言ではないでしよう。でも、A面で聴くことできるトランペットやサックスのような音は誰が演ってるのかな?まあ、基本、LAFMSの連中は不定形グループが多いので、分かりづらいのかもしれませんが。また、テープ・ループとかも炸裂。A-4”Jungle Nausea”では、色っぽいトランペットがドリフの加藤ちゃんのストリップネタを思い出したり、またはゴジラ映画のBGMを思い出したり、と言うかカバー曲?(B4: 曲名が”Godzilla”で、まんまやん!)、、、いやいや溜まりませんね。かと思えば、3本のウッドベースだけから成る即興(A5”Three Bass Hit”)とか、テケテケギターがかっこいい本格的だけどちょっと崩したSurfナンバーB1”Hoedad”やB3”Magnifying Glass” とかも。本作では完全即興の曲と何らかのモチーフがある曲がバランスよく配置されているので、全体として一つの作品になっており、その分、聴きやすいです。どうですか?聴いてみたくなったでしょ?是非!因みに、本作品への参加者は、Myrtle Tickner (B), Amazon Bambi (Clarinet, Synth, Drs, B, G), Burned Mind (Drs), John Jensen (Horns), Ju Suk Reet Meate (G, Trumpet, Musette, A-B, Organ, Clavinet), Dr. Id (Sampler, Drs), The Reverend Toadeater (Synth, Marimba), Lee Rockey (Vln), The Kid (Vo), Oblivia (Vo, Musette, Effects), Ace Farren Ford (Vo, Sax, Musette), Arsene Zara (Vo), Samek Cosmano (Vo, Electronics, Cornet)となっています。 A1 “Tickner's Hideaway” (3:48); Myrtle Tickner B) John Jensen (Trumpets) A2 “Emergency Plan ‘’B’” (3:06); Oblivia (Vo) A3 “Exterminate” (3:09) A4 “Jungle Nausea” (3:04); John Jensen (Horns) A5 “Three Bass Hit” (3:47); Ju Suk (B Solo) A6 “Modern Living” (6:56); Oblivia (Vo) B1 “Hoedad” (3:06); Dr. Id (Sampler) B2 “Rock It Harder” (3:46); Amazon Bambi (Vo, Drone) B3 “Magnifying Glass” (6:11); Myrt (B), Arsene Zara (Vo) B4 “Godzilla” (2:14) B5 “Flashback” (7:42); Amazon Bambi (Drs, Synth) [本作品はYoutubeにアップされていませんでしたので、彼等のライブを貼っておきます。] https://youtu.be/mRZnzgaosFQ?si=3ZfvNHL4gZ-QkB3N #Smegma #Ism #Tim/KerrRecords #Jazzy #Surf #Godzilla #LAFMS #MyrtleTickner #AmazonBambi #BurnedMind #JohnJensen #JuSukReetMeate #Dr.Id #TheReverendToadeater #LeeRockey #TheKid #Oblivia #AceFarrenFord #ArseneZara #SamekCosmano
Experimental rock Tim/Kerr Records 不明Dr K2
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Phew “Our Likeness”
日本を代表する音楽家の一人であるPhewさんの1992年にイギリスのMuteから出た作品です。Phewさんのバイオグラフィーは前回、書きましたので、省略しますが、このアルバムは初の海外レーベルからのリリースであって、これをもって、彼女の世界的評価に繋がったのだと思います。近年では、彼女は、自身のヴォーカルとアナログ・シンセ及びリズムボックスでのソロ活動で有名ですが,本作品では、Phewさんに加えて、元CanのJaki Liebezeit, Einstrutzende Neubautenにも在籍していたAlexander Hacke, D.A.F.やCHBBでも有名なChrislo Haas及びThomas Steinの言う布陣で臨んでいます。普通、楽曲が出来てから、歌を考えて入れると思うのですが、本作品では歌が先にあって、それに合わせて、楽曲を後から使ったのでは?と勘繰ってしまうぐらい、彼女の唄は、高らかに、しなやかに歌われています。まあ、歌詞は日本語なんですが(英訳は付いています)、他のメンバーにはどう理解されていたのか?或いは歌詞の内容の理解無しに楽曲が作られたのか?そこら辺の謎解きも面白いですね。A-3 “Being”ではパンク調のデス・ヴォが特徴的ですが、個人的には、B-1 “Smell” ~ B-2 ”Depth of the Forehead”の「昔話の語り」のように囁くようなヴォーカルと断続するバックの音との対比からヘビーなビートに対抗する力強いヴォーカルへの流れが、一番面白かったですね。しがしながら、彼女の表現力は凄いですね。決して歌が上手い(譜面通りに歌うと言うこと)訳ではありませんが、その不安定な音程や言葉の選び方、字余りな歌詞などは一聴してPhewさんだ!と分かる程、個性的ですね。それこそがヴォーカリスト冥利に尽きると思います。これからも、我々をビックリさせる音楽を聴かせて下さい。因みに、参加メンバーは、Phew (Vo), Thomas Stein (B), Jaki Liebezeit (Drs & Perc [A1-A6, B2, B3, B5]), Alex Hacke (G), Chrislo Haas (Kbd [A4, B1, B4])です。 ★A1 “The Last Song” (3:24) ★A2 “Our Likeness” (3:52) ★A3 “Being” (2:59) ★A4 “Like Water And Water” (3:38): Alex Hacke (Piano), Chrislo Haas (Sax) ★A5 “Glitter Of Night” (1:59) ★A6 “Spring” (3:40) ★B1 “Smell” (3:36): Alex Hacke (Ambient Noise), Chrislo Haas (Ambient Noises), Jaki Liebezeit (Ambient Noise) ★B2 “Depth Of The Forehead” (3:54) ★B3 “Our Element” (2:49) ★B4 “Expression” (3:58): Alex Hacke (Ambient Noise), Chrislo Haas (Ambient Noises), Jaki Liebezeit (Ambient Noise) ★B5 “Ocean” (3:44): Jaki Liebezeit (Piano) https://youtu.be/uqJjGBrJ8Mk?si=dp0maaYfPhkxEOf_ [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_m_UShybyWlQUJyFXK2BgNfB3RKXShN8MA&si=cyrEmiR47G9s2I0r #Phew #OurLikeness #Mute #JakiLiebezeit #AlexanderHacke #ChrisloHaas #ThomasStein #Conny’sStudio #OverseasRecording
Alternative, Avant-Pop Mute Records 2500円?Dr K2