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The 39 Clocks “13 More Protest Songs” LP5 in “Next Dimension Transfer“ box set
The 39 Clocksの5枚組みボックス最後の5枚目も、アウトテイクを集めたセルフ・コンピ・アルバム“13 More Protest Songs”となります。彼等の4枚目のアルバムで、1987年に、What's So Funny AboutとPsychotic Promotionからリリースされています。この翌年にThe 39 Clocksは解散しています。こんなバンドが、NDWと同じ時期に、独で活動していたのは、ちょっとビックリしましたね。私は全然知らなかったので。しかしながら、サイケとは言え、SuicideやContortions、はたまたModern LoversのようなUSからの影響を受けつつも、独自に進んできた彼等はやはり凄いとしか言いようがないですね。それでは、LP5を紹介しましょう。ここでの参加メンバーは、Jürgen Gleue (Vo, G, Harmonica), Christian Henjes (Vo, G, Organ, Harmonica)の他に、Mathias Schneeberger (B [J4]), Stefan Gross (B [I2, I5, J3]), Alice "Call Me Gene Crupa" Dee (Drs [J4])”), Mathias Schneeberger (Drs [I5, J3]), Rüdiger Schmidt (Drs [I2, I4, I5-J2, J6]), Matthias Arfmann (Piano [J1]), Claudius Wassermann (Zither [I5])も参加しており、Bはもう2人は弾いておらず、また、長年の相棒のPlus Automatic Drumsも使ってはいません。I面5曲/J面6曲が収録されています。では、各曲を紹介していきます。 LP5: 13 More Protest Songs ★I1 “Eternal Yesterdays”は、アコギの弾き語りで、途中、スライドGも出てきますが、まるでLou Reedのような雰囲気です。これはちょっと驚きました。 ★I2 “What Never Happened”は、生Drsと躍動するBで、かなり今までと雰囲気の異なる曲ですね。勿論、ハーモニカも入っていますし、Gも掻き鳴らされています。これはこれでカッコ良いです! ★I3 “Eve Of Destruction”も、またアコギとハーモニカの弾き語りで、殆ど聞こえるか聞こえないようなVoはやはり、Lou Reed又はVelvets風です。 ★I4 “You Can't Count The Bombs (It's Zero)”は、一転、強烈なジャムセッションのような曲で、生DrsとブルージーなBとファズGにハーモニカとVoと言うフルの編成でのロッケンローな演奏です。 ★I5 “But You Know”は、フォーク・ロックな展開の曲で、柔らかい雰囲気が全体を覆っています。録音状態も良好で、アルペジオの爪先まで聴こえるようです。 ★J1 “Mr. Diamond”は、モロVelvetsな曲ですね。歌い方とか声までそっくりです!ピアノがうっすら聴こえてきますが、雰囲気はVelvetsです。 ★J2 “My Tears Will Drown The World”は、警報と軍靴の足音をバックに、激しくアコギが弾かれ、歌われています。歌詞は良く分かりませんが、反戦歌なのかな? ★J3 “Il Ne Porte Pas Ses Nylons Négligés”も、2台のGの絡みが緻密な、ややスローなロック・バラードなんですが、どうしてもVelvetsの陰を感じてしまいますね。 ★J4 “Shake Gaddafi's Blues”は、6/8拍子で、やや弾んだ感じの曲で、今までに無いパタンなのですが、VoがどうしてもLou Reedっぽいんですよね。 ★J5 “I'm Not Alone With You (Ce N'Est Pas Pervers)”は、いきなり疾走感のある曲か!と思わせながらも、アコギを入れてきたりで、ちょっとアレンジに凝った曲です。 ★J6 “(They Don't Dance Much) The Violent Ones”は、ファズGとアコギの2刀流で進む曲で、時々入るオルガンが良いスパイスになっています。Drsは余り聴こえないので、ビート感はやや弱いですが、最後の曲らしいトラックです。最後に隠れトラックが入っています。 このアルバムは、彼等の原点回帰なのかな?と穿った聴き方をしてしまう程、今までの独自路線とは異なり、モロVelevets/Lou Reedな曲ばかりで、ビックリしました。また、ゲスト・ミュージシャン(スタジオ・ミュージシャン?)がしっかり演奏している為か、2人の演奏の下手さも感じず、安心して聴くことが出来ます。まあ、元々が1960年代っぽい音楽を演っていた訳ですから、当然と言えば当然なのですが、、、それにしてもVoはLou Reedそっくりです(笑)。まあ、聴いてみて下さい❗️ I1 “Eternal Yesterdays” (2:40) I2 “What Never Happened” (4:10) I3 “Eve Of Destruction” (2:50) I4 “You Can't Count The Bombs (It's Zero)” (3:41) I5 “But You Know” (7:08) J1 “Mr. Diamond” (3:06) J2 “My Tears Will Drown The World” (2:42) J3 “Il Ne Porte Pas Ses Nylons Négligés” (4:28) J4 “Shake Ghaddafi's Blues” (4:30) J5 “I'm Not Alone Without You (Ce N'est Pas Pervers)” (1:50) J6 “(They Don't Dance Much) The Violent Ones” [full album] https://youtu.be/LBoYVRlleQM?si=pwqZJUb0JaX-yD7d #The39Clocks #13MoreProtestSongs #NextDimensionTransfer #TapeteRecords #LP5InBoxSet #SelfCompilationAlbum #GarageRock #PostPunk #Psychedelic #JürgenGleue #ChristianHenjes #Guests #MathiasSchneeberger #StefanGross #AliceCallMeGeneCrupaDee #MathiasSchneeberger #RüdigerSchmidt #MatthiasArfmann #ClaudiusWassermann
Psychedelic / Garage / Art Rock Tapete Records 14990円Dr K2
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The 39 Clocks “Reality Is A State Of Mind” LP4 in “Next Dimension Transfer” box set
いよいよ、The 39 Clocks5枚組みボックス”Next Dimension Transfer”の4枚目にきました。4枚目”The 39 Clocks “Reality Is A State Of Mind”と題されて、シングル・ヴァージョンやアウトテイクを集めたセルフ・コンピ・アルバムとなっています。メンバーは、いつものJürgen Gleue (Vo, G, B)とChristian Henjes (Vo, G, B, Organ)、それにPlus Automatic Drums (Drs)で、ゲストに、Arnold Hennings (Drs [H7]), Claudius Hempelmann (Drs [G1, H2, H4]), Rüdiger Klose (Drs [G2, G3, H3])が参加しています。LP1〜LP3は、ジャケはモノクロだったのですが、 本作LP4と次のLP5はカラーのジャケになっています。ここら辺も以前と違うところがありそうです。LP4収録曲の約半分は、1985年にサードアルバム”Cold Steel To The Heart”としてリリースされていますが、ここではセルフ・コンピ・アルバム扱いとしておきます。それでは、各曲を紹介したいきましょう。 LP4: Reality Is A State Of Mind ★G1 “Realities Are A State Of Mind”は、生DrsにBとG、それに気怠げなVoなんですが、やはり曲調自体はサイケですね。それも、USサイケ! 間奏の2人のボソボソしたVoの重ね録りも良いスパイス。 ★G2 “39 Progress Of A Psychotic”も、生Drs入りなんですが、初っ端の電子音からのスタート、更にかなりクリアな録音には思わずのけ反りました。迫力満点! ★G3 “New Crime Appeal”も、録音状態は良好で、また生Drs入りで、より自由度の高い曲が演奏可能になったように思えます。途中にグチャグチャな部分もちょっとだけありますが。 ★G4 “The Great Chomeini”は、不明瞭なリズムマシンに合わせてのG演奏と呪文のようなVoで、古い録音かデモテープみたいなショボい音です。 ★G5 “DNS (45 version)”は、初期の曲のシングル・ヴァージョンで、おおっファズGが炸裂していますね。リズムマシンの録音状態もBの音も良いです ★G6 “Twisted & Shouts (45 version)”も、G5シングルB面のカバー・ヴァージョンで、リズムマシンとオルガンとBをバックに空虚に歌っていますが、間奏のGも良いスパイスになっています。ただミニマルな展開は、(誤解を招くのも承知で言うと)シンセウェーブのように聴こえます。途中のノイズ的なSEも良いです。 ★H1 “Fast Cars”は、いきなり早回しで始まりますが、速度も落ち着いて、リズムマシンにBとGとオルガン、そしてVoと言う編成で、在り来たりなコード進行ですが、出来た曲は異形のサイケ! ★H2 “Your Prick Makes Me Sick”では、再び生Drs入りで、BとGと共に何処かで聴いたことのあるコード進行?メロディ?を想起します。 ★H3 “Art Minus Idiots”は、いきなりリバーブの効いた部屋でのVoのイントロで、また生DrsとBとGが始まりますが、次第にオルガンも混じってきて、1990年代のLo-Fiブームを先取りしたような不可思議な曲です。 ★H4 “I Love A Girl”も、生DrsとGとVoから成るスローでLo-Fiな曲ですが、生Drsが入ると曲の自由度は上がりますね。間奏のGソロは相変わらずです! ★H5 “Signs & Toys”は、細々としたリズムマシンにBとGがバックを取り、やる気無さげなVoが入る曲で、恐らくデモトラック?更に途中、オルガンの不協和音も入ります。 ★H6 “Psycho Beat”は、イントロでちょっと驚かされますが、いつもの反復するリズムマシンのビートにファズGとオルガンをバックに投げやりに歌っています。曲自体は良い! ★H7 “Beat Your Brain Out”では、また掻き毟られるGが中心になった曲で、生Drsも使われているようですが、ハッキリと認識できません。これもデモトラックかな? このLP4は一括りには評することは出来ませんが、少なくとも、彼等にとって、生Drsが入っていた方が曲作りの幅は拡がりそうです。また、ちゃんとしたスタジオでの録音はやはり彼等の魅力を大いに引き出せるのではないかとも思えます。逆に言うと、リズムマシンを使っているのがThe 39 Clocksの魅力だとすると、生Drsの使用は彼等にとって「邪道」なのかも知れませんね❗️ G2 “39 Progress Of A Psychotic” https://youtu.be/aDRRRg7p2NM?si=FAtaaFVEVtWSsXuD G3 “New Crime Appeal” https://youtu.be/dG4o36h1Ii4?si=juhtOCDXWgnzGX6j G4 “The Great Chomeini” https://youtu.be/r9jXbBF9HGQ?si=vlAYIPUm443t20zi G5 “DNS (45 version)” https://youtu.be/hz1BXGg3HDg?si=EUQSFikwdBdj088I G6 “Twisted & Shouts (45 version)” https://youtu.be/kiVJ4vPQ6gQ?si=7ZhZPEXaxumUHOir H2 “Your Prick Makes Me Sick” https://youtu.be/jFCax8Eo_ZI?si=2j22x9GxG1uWfKh6 H3 “Art Minus Idiots” https://youtu.be/JCKV6L1Jlsw?si=OtPsZHo_vEx7NeUL H4 “I Love A Girl” https://youtu.be/OtiXimrUflQ?si=HKO9Wog_GlJeugK0 H6 “Psycho Beat” https://youtu.be/Us08s2qC8Z0?si=MQSV5jufBUa0QeOS #The39Clocks #RealityIsAStateOfMind #NextDimensionTransfer #TapeteRecords #LP4InBoxSet #SelfCompilationAlbum #OutTakes #SingleVersion #GarageRock #PostPunk #Psychedelic #JürgenGleue #ChristianHenjes #PlusAutomaticDrums #Guest #ArnoldHennings #ClaudiusHempelmann #RüdigerKlose
Post Punk / Psychedelic / Garage Tapete Records 14990円Dr K2
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The 39 Clocks “A 39 Clocks Performance” LP3 in “Next Dimension Transfer” box set
The 39 Clocksのボックスセット”Next Dimension Transfer”の3枚目のLPは未発表ライブ音源から成る”A 39 Clocks Performance”です。1981年の独の何処かと言うことしかクレジットされておらず、詳細は不明です。メンバーは、基本のJürgen Gleue (Vo, G, B)とChristian Henjes (Vo, G, Organ)及びPlus Automatic Drums (Drs)と言う2人と1台です。E面は2曲で、F面も3曲です。それでは、各曲を紹介していきましょう。 LP3: A 39 Clocks Performance ★E1 “DNS (live)”はシングルカッコされた曲ですが、このライブ音源はそこぶるカッコ良いです。リズムマシンに、簡素なGとBでのバックに、気怠げなVo。いやー痺れますね。また、下手なGソロも良いスパイスです。 ★E2 “Past Tense Hopes & Instant Fears On 42nd Street (live)”の前半は、リズムマシンとオルガンとGにVoと言う編成なのですが、荒削りなリズムマシンの音に、オルガンのコード進行とかも泣いてしまいそうです。途中でリズムがズレたりしますが、それもご愛嬌。後半は、途中、ぐちゃぐちゃに成りますが、崩れ方がNo waveっぽいです。そして復活して続いていきますが、後半もカッコ良くて痺れますし、ちょっとだけSuicideのライブっぽいです。 ★F1 “Shake The Hippie (live)”は、ファーストアルバムA1の曲で、スタジオ録音でもカッコ良かったのですが、ライブ音源の方が荒削りでよりカッコ良いですね。因みにこの曲ではオルガンとGです。途中、終わるかなぁと思っていたら、”Once more!”の掛け声で復活、続いていくと言う、正にそんな所ももイカしていますね。 ★F2 “Three Floors Down (live)”では、リズムマシンに、再びBとGをバックにVoと言うスタイルですが、この曲はポストパンク調で、Bが跳ねており、Voも叫び声になったりで、やや異色なトラックです。 ★F3 “A Look Into You (live)”は、リズムマシンに、オルガンとGとVoなんですが、曲のコード進行が「泣き」なので、余計に痺れます!やはり、彼等のオルガン・サイケな曲は大好きです。 このバンドに関しては、ライブ音源の方が圧倒的にカッコ良いですね❗️例えば、リズムマシンの録音って、個人的には、インプットに直で入れるよりも、一回アンプで鳴らして、それをマイクで録る方が荒削りで迫力ある音になることを経験しているので、このライブ音源でも同様の効果があったのかな?と思いました。また、彼等はたった2人で演奏していますが、シーケンサーは使ってないですね。恐らく打ち込みとかを敢えて避けているのか?それだけの機材が無かったのか?拘りだと思いますよ。そして、当時(1981年)では、彼等は、NDWの潮流とは全く別の流れにいたので、曲が終わっても、拍手や声援が殆どないのは、そう言う理由かも?と、そんなことを想像して聴いていました。 [live in Hamburg, 1982 (このLPの内容とは異なります)] https://youtu.be/R0oQgZtzIuU?si=OB3xS_TMvo0AkphY E2 “Past Tense Hopes & Instant Fears On 42nd Street (studio version)” https://youtu.be/-rfIwEXaOGg?si=LlSTin_HfC57SxOw #The39Clocks #A39ClocksPerformance #NextDimensionTransfer #TapeteRecords #LP3InBoxSet #LiveTracks #1981年 #PreviouslyUnreleased #GarageRock #PostPunk #Psychedelic #JürgenGleue #ChristianHenjes #PlusAutomaticDrums
Post Punk / Psychedelic / Garage Tapete Records 14990円Dr K2
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The 39 Clocks “Subnarcotic” LP2 in “Next Dimension Transfer” box set
The 39 Clocksの5枚組みボックス”Next Dimension Transfer”の2枚目は、彼等のセカンド・アルバム”Subnarcotic”です。オリジナルは、1982年に、独Psychotic Promotionからリリースされていますが、その後も、1988年に独What's So Funny AboutからLPで、2011年に独Bureau BからCDで、2012年にも独Bureau BからリマスターされてCDで、2015年には米Luxury ProductsよりLPで、何度も再発されている彼等の名作です。本作品での参加メンバーは、いつものJürgen Gleue (Vo, G, B). Christian Henjes (Vo, G, Organ, Strings), Plus Automatic Drums (Drs)の他にゲストとして、André Mergen (Cello [D3]), Ingo Erlhoff (Clarinet [D3]), Christian Kuschel (Drs & Strings [D1], Drs D2]), Rüdiger Klose (Drs [C3, D4]), Süsskind (Melodica [C1, D2])も参加しています。内容は、C面4曲/D面5曲となっています。それでは各曲について紹介していきます。 LP2: Subnarcotic ★C1 “Heat Of Violence”は、格段に音が良くなっており、ビックリしますが、ダルなVoは相変わらずですね。それにしても、ファズGが痺れますね。なお、リズムマシンはDR-55でしようか? ★C2 “Dom (Electricity Elects The Rain)”でも、オルガン・サイケな曲で、執拗に反復するリフがSuicideっぽいですが、全体的には、よりVelvetsらしいです。間奏ではNo Wave的不協和音が隠し味です。 ★C3 “Psychotic Louie Louie”は、カバーで、生Drsを使って、Gも弾きまくりのノリの良い曲ですが、反復するBとオルガンのリフがSuicideっぽくもあります。 ★C4 “Past Tense Hopes & Insant Fears On 42nd Street”は、リズムマシンに合わせた、やや落ち着いたオルガン・サイケな曲で、優しげなVoやGのカッティングもカッコ良いです。 ★D1 “Virtuous Girl”は、生Drsに合わせたアップテンポな曲で、ストリング・シンセが効果的に用いられています。なんか生き生きしてますね。 ★D2 “Three Floors Down”でも、生Drsが使用されてますが、GとVoがややヘナヘナな感じで、また、それが彼等らしくもあります。間奏のメロディカもグー!そうして最後はぐちゃぐちゃに! ★D3 “Rainy Night Insanities”は、カバーで、ややダウンテンポなリズムマシンに合わせて、オルガンやチェロやクラリネットが絡み、彼等としては新展開な曲です。生楽器が結構カオスな演奏で、ジャムっています。 ★D4 “A Touch Of Rot”では、生DrsとBとGが全うな演奏を繰り出し、漸く「通常レベル」のサイケな演奏になっており、ビックリです! ★D5 “Aspettando Godot”は、ややリゾート風の曲調とGやオルガンの演奏が、リズムマシンの反復とよく合っており、良い気分にさせられます。 本作品は、セカンドアルバムなんですが、音楽的にも録音技術的にも格段の進歩が見られ、安心して聴ける作品になっています。付録のブックレットを見ると、いつもはトレーラーの部屋を録音場所にしていたようで、そこら辺の違いもあるのかな?と思います。基本的にはサイケな曲なんですが、オルガンやストリングス等のアレンジも良く、凄く聴き易い作品になっています。サイケ・ファンにはお勧めです❗️ C3 “Psychotic Louie Louie” https://youtu.be/IjpCACCkIXY?si=I7OMbjtI8egsj22D [full album] https://youtube.com/playlist?list=PL22Aa1wSmDcWAanU-X4EZqv1ulhlZO88x&si=E59cSfXb4ZPgoyCD #The39Clocks #Subnarcotic #NextDimensionTransfer #TapeteRecords #LP2InBoxSet #SecondAlbum #GarageRock #PostPunk #Psychedelic #JürgenGleue #ChristianHenjes #PlusAutomaticDrums #Guests #AndréMergen #IngoErlhoff #ChristianKuschel #RüdigerKlose #Süsskind #ChristianKuschel
Post Punk / Psychedelic / Garage Tapete Records 14990円Dr K2
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The 39 Clocks “Pain It Dark” LP1 in “Next Dimension Transfer” box set
私は、このバンドのこと、全然知らなかったのですが、いつもお世話になっているSuezan Studioの小柳カヲルさんからレーベル直送のモノをすぐさま購入しました。5枚組みのボックスセットで、ボックス・タイトルは”Next Dimension Transfer”となっており、中には、ジャケ付きのLPが5枚とカラー印刷のブックレットが入っています。取り敢えず、LPについては、1枚ずつ紹介していきますが、その前に、先ず、The 39 Clocksのバイオグラフィーについて紹介しておきます。元々は、1976年に、独Hannoverで、Jürgen ‘J.G.39’ Gleue (G, B, Vo)とChristian ‘C.H.39’ Henjes (G, Organ, Vo)のデュオKilling Rats (このバンドの前進はThe Automats)が母体となり、レーベルメイトであったDer Moderne ManのドラマーClaudius HempelmannとDen Kastrierten PhilosophenのメンバーのRüdiger Kloseも時々、ヘルプで参加しています。また、スタジオワークの際には、KosmonautentraumのSüsskindことErhard Schüttpelzがメロディカで、また、レーベルメイトのMythen in Tütenが歌で、MintやThe Perc Meets the Hidden Gentlemanもシンセでゲスト参加しています。それで、1980年に、No Fun Recordsから、シングル”DNS” b/w “Twisted And Shouts”で、レコードデビューしており、翌年1981年には、ファーストアルバム”Pain It Dark”をNo Fun Recordsから出しています。一方で、彼等は、自身のレーベルPsychotic Promotionも運営し、自分達のアルバム3枚とDen Kastrierten Philosophenなどの作品を出しています。しかしながら、1983年6月には、The 39 Clocksは、HamburgでのPsychotic Splash Festivalの出演を最後に解散しています。 Christian ‘C.H.39’ Henjesは、1984年にアルバム”The Beauty Contest – Feel Fault”をWhat’s So Funny Aboutから出しており、一方、Jürgen ‘J.G.39’ Gleueも、1985年に、アルバム”Exit Out – Peruse Prankster”をWhat’s So Funny Aboutから、更に1987年にはセカンドソロアルバム”The Cocoon-While The Recording Engineer Sleeps”をGunter Hampelの協力の元Wilhelm Reich Schallspeicherから出しています。その後、1987年に、一時的に2人はThe 39 Clocksを再結成して、アルバム”13 More Protest Songs”をレーベルWhat’s So Funny Aboutから出しています。また、Gleueの方は、1991年からシリーズ・アルバム”The Phantom Payn”をRüdiger Kloseの協力の元、コンスタントにリリースしており、2011年には、米国のBanana HeadとのスプリットEPも出しています。 とまあ、ここら辺がThe 39 Clocksのあらましになる訳ですが、ここでは、彼等のファースト・アルバムでもあるLP1 ”Pain It Dark”を紹介します。このアルバムは、2009年に独Bureau Bによつて、2013年にもLuxury Productsにやって再発されており、今回が3度目の再発となります。メンバーは、Jürgen Gleue (Vo, G, B)とChristian Henjes (Vo, G, B, Organ)、それにPlus Automatic Drums (Drs)で、ゲストとして、Christian Kuschel (Drs [A1, A6]), Emilio Winschetti (Synth [A2, A4, B1]), Tonio Scorpo (Tenor Sax [A2, A4])も参加しており、オリジナルのリリースは1981年です。それでは、各曲について紹介していきましょう。 LP1: “Pain It Dark” (再発) ★A1 “Shake The Hippie”は、生Drsに合わせて、GとB、それにダルなVoで歌われる曲は、同時期のNDWバンドのそれとは一線を画します。間奏のGソロもヘナヘナです。 ★A2 “DNS”は、シングルカットされた曲で、リズムマシンに合わせて、シンセベースとSaxやGが演奏される様は意外にカッコ良く、掠れるようなVoもグー! ★A3 “78 Soldier Dead”も、リズムマシンとBのリフに始まり、気怠いVoが乗る曲で、とても1981年の音ではなく、途中で出てくるGも含めて、正にサイケですね。 ★A4 “Out Of Sight”では、チャカポカしたリズムマシンにGとかBのリフが乗る曲は分離も悪いですが、シンセとSaxの間奏で助かってますね。 ★A5 “Stupid Art”も、単調なリズムマシンに合わせて、BやGのリフが乗り、余りハキハキ歌わないVoは、正にサイケ路線です。 ★A6 “Test The Beat”では、再び生Drsの参加で、弾けたビートが特徴の曲です。Voが聴き取り難いですが、間奏のGはカッコ良いです。 ★B1 “Psycho Beat”は、リバーブ強めのVoと途中のシンセが特徴的でカッコ良い曲ですが、相変わらずリズムマシンが淡々と続きます。 ★B2 “Twisted & Shouts”は、カバー曲かつハノーバーでのライブ録音です。淡々としたリズムマシンとBの不安定な反復がSuicideを想起させます。 ★B3 “Radical Student Mob In Satin Boots”も、単純なリズムマシンにオルガンとGでリズムを刻み、やはり気怠いVoが乗ってくる様はサイケですね。 ★B4 “39 Explosion Heats”も、同様にリズムマシンの単調なビートに合わせて、決して上手くはないBやGやVoが演奏されている曲で、当時の学園祭バンドのようです。 ★B5 “A Look Into You”は、ややテンポダウンした曲ですが、Gとオルガンがバックを固めており、若干聴き易く、キャッチーです。 と言う訳で、これは同時代のNDWとも革新的に断絶したサイケな音楽なんですが、単調なリズムマシン(ドラムマシンとは言えない程、チープな音)を使っている所なんかは、やはり何らかの影響もあるのかな?と推測します。ただ、テクは度外視で、どうしようもない位、グダグダですので、そう言う音楽が好きなリスナーさんには堪らないでしょう‼️個人的には昔、やっていた学園祭バンドを思い出しましたw B1 “Psycho Beat” https://youtu.be/bODgHMim1Uc?si=hMvd5hJKqA1aB18n [full album] https://youtube.com/playlist?list=PL22Aa1wSmDcWk86KrN7T1whnYJ2ArbVTm&si=LlbJLC6zKjkoafkH #The39Clocks #PainItDark #NextDimensionTransfer #TapeteRecords #LP1InBoxSet #FirstAlbum #GarageRock #PostPunk #Psychedelic #JürgenGleue #ChristianHenjes #PlusAutomaticDrums #Guests #ChristianKuschel #EmilioWinschetti #TonioScorpo
Post Punk / Psychedelic / Garage Tapete Records 14990円Dr K2