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Sissy Spacek / K2 “Continuously Deformation”
またまた、Sissy Spacek関係の作品を紹介します。今度は、Sissy Spacek / K2名義の7インチ・シングル”Continuously Deformation”です。前回、Sissy Spacekについては紹介していますし、わたくしK2についても以前に書いてありますので、そちらをご参照下さい。本作品では、以前にリリースされたセルフタイトルのスプリット・コラボ作品に収録されていたSissy Spacek with K2の曲”SS/K2”と更にわたくしK2の音源やCharlie MummaとJohn Wieseの音源を、2023年8月にJohn Wieseがグチャグチャに撹拌して、脱作曲して作った作品で、これも超限定20部で、完全にコレクターアイテムです。しかも、両面共に曲名も全く同じです。なので、多分、この現物を目にすらことはないと思いますが、敢えて、今回、紹介させて頂きます。まぁ、「世の中にはこんな珍品もあるんだ」程度に読んでみて、音を想像してもらえると幸いです。それに、わざわざ、”Collectors item”と明記されてますしね。では、両面を纏めて紹介します。 ★A “Continuously Deformation” ★B “Continuously Deformation” K2の4枚組CDボックス”Sexencyclopedia”の再発に際して、ボーナスDiscとして既存の4枚のCDを素材に5人のアーティストにやってリミックスされてているのですが、その時にSissy Spacekもリミキサーに含まれており、おそらく、その時の音を素材とした使っているのではないかと思われます。その結果として両面共に「間」を活かしたメタル・ジャンク音のカットアップ・ノイズとなっていますが、A面では、恐らくMummaとWieseによる電子音も加わって、より混沌として粘着質なノイズになっているものと推測します。私が、何故、「恐らく」とか「推測する」とか言うのは、いつも、Sissy Spacek、多分Wieseが勝手にわたしくK2を音源を使ってやってしまうからなんですね。でも、Wieseとは信頼関係があるので、こういうことも許せる訳ですよ。それに、前回も書いたように、彼は優秀な実験音楽家兼エンジニアでもあるので、そこは心配していないです。これからもまた、一緒に音楽をやって行きたいなあと思わせるアーティストの1人です(今度は、Charlie Mummaともコラボしたいなぁ)!! [この作品はYouTubeにもBandcampにも上がっていませんでしたが、The Haters のG.X. Jupiter-Larsenがやっている”A 5-Minute Hour”で、2023年のJohn Wiese(Sissy Spacek) & K2のコラボ・ライブ*動画が取り上げられていましたので、貼っておきます] https://youtu.be/q9kU1jNcrow?si=HYIICzdckk5Wg4Aw *この時のライブCD “Multiple Density”絶賛発売中です。”Part 1”を貼っておきますので、よろしくお願いします🙇 https://youtu.be/YKIhVvlJpBI?si=cMK_t0qAI2RP8Zm8 #SissySpacek #K2 #ContinuouslyDeformation #Helicopter #7-inchSingle #UltraLimitedEditions #20部 #CollectorsItem #Noise #NoiseCore #CutUp #DeComposition #JW #SoundSource #SS/K2 #MetalJunks #Electronics #KimihideKusafuka #CharlieMumma #JohnWiese
Noise / Cut-Up Noise Helicopter なしDr K2
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Sissy Spacek “Electrochemistry”
皆さんは、Sissy Spacekと言うバンドを知っていますか? 多くの方は、映画「キャリー」とか「JFK」に出てたMary Elizabeth "Sissy" Spacekと言う米国のメチャメチャ有名な女優さんでは?と思うかも知れませんが、バンドの方は、1999年に、米国LAで結成されたグラインド・コア/ノイズ・バンドで、現在の正式メンバーとしては、Charlie Mumma (Drs/Vo)とJohn Wiese (B/Vo/その他)のデュオから成ります。2001年に、セルフタイトルのデビューCDを出して以来、ハーシュ・ノイズ、ノイズ・コア、グラインド・コア、フリー・インプロ、ミュージック・コンクレート等のジャンルを自在に網羅する膨大な作品(2024年9月の時点で170作弱)をリリースしてきています。初期の作品では、カットアップを多用した、それまでに録音されたデモ音源とライブ音源のコラージュから構成されている曲が多く、また、超限定モノのシングルとかも多いです。また、多くの作品はWiese自身のレーベルHelicopterからリリース或いは再発されています。それまでは、私の認識では、John Wieseは、LapTopを主に使うデジタル系ノイズを演奏する割と地味目なノイズ・ミュージシャンと言う感じだったので、正直、彼がSissy Spacekで、B/Voを演奏して、グラインド・コアを始めた時は、ビックリと言うか、意外な感じでした。しかし、今ではすっかりグラインドもノイズも出来る信頼できるミュージシャン兼エンジニアであり、Los Angelis Free Music Society (LAFMS)とも関係のあり、旧世代と新世代を橋渡しているキーパーソンになっています。また、Wieseは、ソロでも多作家であり、170作以上の作品を出しており、またジャケのデザインも手掛けるマルチ作家でもあります。一方、Charlie Mummaも、多くのバンドやユニットに参加しており、個人的には、Ted ByrnesとのデュオWood And Metalに注目しています(その名の通り、木材とスクラップ・メタルだけを使った即興演奏を繰り広げるデュオです)。話しをSissy Spacekに戻すと、先程述べたバンドの協力者以外にも、Merzbow, Smegma, 非常階段やThe Haters等の大物ノイズ/実験音楽グループからCorydon Ronnau, Danny McClain, Jesse Jackson, Youth CodeのSara Taylor, LiarsのAaron HemphillやKevin Drumm等の若手〜中堅所までとコラボも数多くこなしており、2015年のLA Weeklyでは「今、正に聴くべきLAのパンクバンド、ベスト20選」にも選ばれており、2018年には米国/日本ツアーを敢行、その後も1度日本ツアーをやっています。 それで、この作品ですが、一応、Sissy Spacek名義になっていますが、B面は、わたくしK2の音源を勝手に使ってのコラボ曲となっています。そして、ラテカット盤でも無いのに、何と9枚限定と言う「超限定品」です。しかも、2023年のJohn Wieseの日本ツアーの時に、彼からの手渡しで1枚入手したと言う超貴重なシングルとなんてす。実は、私は2014年に、Sissy Spacek & K2でセルフ・タイトルのコラボ・スプリット作品(CD & 7-inchシングル)を出しており、そのちょっと前からの付き合いになります。まぁ、それはさておき、本作品の各曲をご紹介していきましょう。 ★A Sissy Spacek “Car Fire”は、確かにWieseとMummaのグラインド・コア演奏も聴こえるのだけど、細断された様々な音(既成の音楽を含む)がカットアップされており、もはやWieseによるPC上での作業によるカットアップ・ミュージック・コンクレートとも言えます。 ★B Sissy Spacek & K2 “Crime Simulation”は、何故か私の音源(ライブ音源かな?)も使われており、こちらの曲は更にノイズ度の高いハーシュ・サウンドに仕上がっています。最早、DrsもBもVoも判別出来ないです。こちらは、カットアップ・ノイズな曲調ですね。 まあ、Sissy Spacekの場合、初期のライブこそ、Drs/B/Voによるグラインド・コアのイメージでしたが、メンバーの2人共に、それまでからノイズ・ミュージックや実験音楽等にも手を染めていましたので、その後には、段々と色んなスタイルのエクストリームな音楽を作品化するようになったのだと思います。その意味では、特異な立ち位置のバンドではないかと思います。本作品は超限定のコレクターズアイテム(と明記されている)なので、別に皆さんが聴くことはない確率が高いですが、Sissy Spacekの作品は沢山出ていますので、そちらの入手し易いものを試しに聴いては如何でしょうか? [このシングルはYouTubeに上がってないので、2024年5月のSissy Spacekのライブ動画を貼っておきます] https://youtu.be/DEGDHLB0dAw?si=p5WH6zm2o9wv7tDs #SissySpacek #Electrochemistry #Helicopter #7-inchSingle #UltraLimitedEditions #9部 #CollectorsItem #Noise #CutUpNoise #Laptop #GrindCore #K2 #Electronics #SoundSource #JohnWiese #CharlieMumma #KimihideKusafuka
Cut-Up / Harsh Noise / Musique Concrete Helicopter なしDr K2
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The New Blockaders “Succès De Scandale”
Advaita Recordsの岸本くんからの頂き物第2弾は非売品のテストカセットだったのですが、調べて見ると、以前に購入した、カセットとTシャツが真空バックになっていた作品のカセット作品のテストカセットで、私はその時、真空パックを入手したものの、結局、開封できずに今まで来てしまいました。漸く開封せずにカセットを聴くことが出来ると言う意味では、大変有難い頂き物でした。と言う経緯もあって、今回、やっと聴くことができました。それで、The New Blockaders (以下、TNBと表記)については、以前から何度も紹介しているので、グループとしてのTNBのバイオグラフィーは、ここでは省略させて頂きますが、今回の録音参加メンバーは、Richard Rupenus, Mark Durgan, Michael Gillhamとなっており、Morden Towerでの録音で、未発表音源と言うことです。それでは、本作品の両面を紹介していきましょう。とは言ってもTNBの場合、両面はほぼ同様なので、作品全体の紹介とします。 ★A “Succès De Scandale I” ★B “Succès De Scandale II” 割と初期のTNBの音であると思われるように、中心となっているのは、メタル・ジャンクを自在に「演奏」している金属音で、それらの「演奏」は、擦る、叩く、ノコギリで轢く等、ありとあらゆる「演奏」方法によって生み出されるものであります。そして、時折、何らかの持続音も挿入されたりしますが、これがメタル・ジャンクによるものかどうかは早々不明です。それから、これは今まで何度も書いていますが、私自身、嘗てはメタル使いだったことからも、これらの金属音の録音を効果的に行うことは、非常に難しいと考えます。TNBが、実際如何なる方法で録音しているかは不明ですが、彼らの「金属質の『溶岩』が次々に湧き出す」或いは「金属生命体の集合が喘ぐように沸騰している」ようなノイズ・ミュージックは、世界的にも唯一無比かつ絶対的だと言えると思います。そこら辺、特に録音方法等についてはまた、機会があれば、Rupenusに尋ねてみたいと思っています。あと、多分、TNBは、時間とメンバーがある時に自由に「セッション」を行い、それを丸々録音をしており、そのストックの中から、良いテイクを作品化をしているものと思われますが、その演奏態度が、ロックのジャム・セッションのようで、そのことも、またTNBの特徴なのではないかと思います。そんなTNBの独自路線が、このカセットの中にも封じ込められています。なので、もし、この作品に出会うことがあれば、そんなことも念頭において、爆音で聴いてみて下さい! [本作品の動画はYouTubeやBandcampには上がっていませんので、敢えて動画や音源のリンクは貼らないでおきます] #TheNewBlockaders #SuccèsDeScandale #AdvaitaRecords #Cassette&T-Shirt #真空パック #LimitedEditions #100部 #Noise #Experimental #MetalJunks #MordenTower #PreviouslyUnreleased #RichardRupenus #MarkDurgan #MichaelGillham #TestCassette
Noise / Meral Junk Advaita Records なしDr K2
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Aube “Huile Sur L’eau”
このカセット作品は、日本屈指のカセット・レーベルである岸本くんのレーベルAdvaita Recordsから直近にリリースされたばかりのもので、私が神戸にプチツアーに行った際に、頂いたものです。その丁寧な装丁は、嘗てのAubeこと中嶋昭文氏の緻密かつ繊細な工芸品のようなカセット包装のコンセプトをそのまま受け継いでおり、恐らく、日本で、いや世界で、ここまでカセットの包装や音質に拘っているのは、Advaita Recordsだけではないでしょうか。カセットのダビングには、定期的にメンテを行っている最高級カセットデッキ「ナカミチ」を用いている徹底振りです。そして、Advaita Recordsのリリースは、ハードなノイズから繊細な歌物まで非常に幅広く、岸本くんの豊富かつ包容力のある音楽性を如実に反映しているものと思われます。今後も要注目のレーベルです! と言う訳で、今回、紹介するのは、京都の音響デザイナー(本職も工業デザイナーです)にして、凝りまくったデザインでカセット作品をリリースしていたレーベルG.R.O.S.S.の首謀者、中嶋昭文氏のソロ・プロジェクトAubeの1995年リリースのカセット作品“Huile Sur L’eau”のカセット再発作品です。この作品は、データを見てみますと、1991年にTakashi Sasaoka氏が、大阪のONギャラリーで個展”Huile Sur L’eau (Oil On Water)を行った際、中嶋氏がインスタレーション用の音楽を「水の音」だけを使って作った作品が元になっています。その時は33部限定(多分、カセット)で販売されていたらしいです。その後、これらの元曲は、1994年に再録音、再マスタリング、再デザインされ、1995年に自身のレーベルG.R.O.S.S.から、120部限定でリリースされています。中嶋氏は、Aubeのドグマティックなコンセプトとして、「たった一つの素材音源しか使わない」ことを信条としており、それでいて、非常に多彩な音楽/音響作品を作り出しており、1990年代〜亡くなる2013年9月まで、その制作コンセプトを貫いています。その音素材は、水の音、蛍光灯、グローランプ、1VCO、心音、呼吸音、ワイヤー、聖書、電話等、多岐に渡っていますが、初期には水の音や蛍光灯の音等を良く使っていました。今回は、先述のように、「水の音」だけを音素材として使った作品となっています。それでは、各曲について紹介していきましょう。 ★A1 “Changement De Phase I”は、水と言うよりも風のような音が淡々と続く曲で、Aubeの曲としては、比較的シンプルな音響構築となっています。 ★A2 “A.Q.”は、多分「泡(あぶく)」の音をサンプリングして、多少リズミカルに反復させた音を徐々にゆっくりとフェイドインさせてくる曲で、同時に不明な持続音も連動してきます。 ★A3 “Changement De Phase II”は、箱に入れた水を左右に揺すった時の「チャプチャプ」した音と思われる音の反復から始まり、割と直ぐに、柔和な持続音(水流の音?)に変わり、まるで巨大な軟体生物(或いは大蛇)のようにうねり始め、それが段々と脅迫的になってきます。 ★B1 “Huile Sur L'Eau”では、「どんぶらこ」的水音の反復と正体不明な持続反復音の、ゆっくりとしたフェイドインが脅迫的になってきますが、持続音は、そのまま微妙に上昇下降を繰り返しながら収束していきます。 ★B2 “Phénomène Aquatique”は、ブクブクした水の音に何らかのノイズ(勿論、水音)の混入から成る曲で、これらの2つの音が次第に組んず外れず絡まっていき、やがて、エコーの向こうで終焉します。 多分、この頃のAubeの機材って、メインはサンプラーだと思うのですが、その為、サンプリングした音を、変調する/しないに関わらず、反復させてジリジリとリスナーを囲っていくようなパタンが多いのですが、それがまたAubeらしさでもあり、シンプルな音源を緻密にミリ単位でミックスしていくところに、妥協の無さ/美学を感じるのではないかと私は思っています。本作品は、一番最初の個展のインスタレーション用の曲よりずっと緻密に作り替えられたのではないかと想像します。1つの音素材に拘るAubeの美学の一旦を聴くことが出来たのは、大変嬉しいことでもあり、まるで、求道者のように作品を作り続けた中嶋氏に相応しい作品だと思います。因みに、今回、インサートとして機材を周りに並べた中嶋氏のライブ写真も収められています。また、この機会に、レーベルから、本作品のロンTも出るみたいですよ!ファンは早く! [original] https://youtu.be/zdHELrxOud4?si=xG4iduC03MQqtWym #Aube #HuileSurLEau #AdvaitaRecords #Reissue #2024年 #LimitedEditions #200部 #Cassette #SpecialPackage #G.R.O.S.S. #1995年 #ExperimentalNoise #Electro-Acoustic #Sampling #TheSoundOfWater #AsOnlyOneMaterial #Exhibition #OilOnWater #TakashiSasaoka #1991年 #LimitedEditions #33部 #Re-Recording #Re-Mastering #Re-Designed #AkifumiNakajima
Experimental Noise / Sampling Advaita Records (G.R.O.S.S.) なしDr K2
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Weiches Loch / Vexation Soul “5” / “そよぎと”
日本屈指のメタル・パーカッション軍団Weiches Loch (ヴァイヘズ・ロッホ)。その名前は噂には聞いていたしら、実は彼らのライブ・カセット作品も数年前に購入していました。それで、最近、シングルを出したことや、メンバーの多門伸くんがコンクリートで固めた、11Kgもある、とんでもないソロシングルを出したことで、俄然、興味を持っていました。そんな時に、丁度、K2のプチツアーで大阪Environment 0gに行った時に、多門くんから、直接渡されたのが、この7インチ・シングルでした。初めは、Weiches Loch単独かと思ったら、Weiches LochとVexation Soulのスプリット・シングルで、両方楽しむことができました。それで、各バンドについてちょっと調べてみました。 Weiches Lochは、2002年に結成されたメタパー音楽集団で、当初はフィンランド出身のJere Kilpinen (Junkyard Shaman)も所属していましたが、現在では、多門伸、佐野アツシ、田中健司のトリオとなっているようです。最初の頃、「電車でスクラップなメタパーをハコまで運んでいたが、もう平気になった」との噂も聞いています(これはメタル使いだった私もやってましたので、気持ちは良く分かります)。多門くんは、自身のレーベルLa Muro Mia Muroも運営しており、本作品も、ここからの第2弾のリリースです。 一方、Vexation Soul(ヴェクサシオン・ソウル)については、寡聞にして良く知らなかったのですが、大阪の伝説的ハードコア・ダブ・オーケストラVermilion Sandsから派生したバンドで、メンバーは、1980年代から「関西のDAF」とも称されるXOYOとして活動する今北正二/Shoji Imakita (Drs, Saw Blade Perc)に、Mari Torii (Vo, Trumpet, Whistle, Bells)とポルナレフ真彦/Polnareff (Poet)から成る3人ですが、ダブ処理に、同じくXOYOの本荘恭司/Kyoji Honjoも参加しているとのこと。こちらのバンドは、Polnareffの「詩」を中心として、他のメンバーが自由な実験性で音楽を構築しています。 バイオグラフィーについては、この位しか分かりませんでした(すまん!)。なので、実際の各曲を紹介していきましょう。 ★A Weiches Loch “5”は、3人のメタパーの緻密なドラミングのみから成る曲で、曲構成も素晴らしく、タイトかつダイナミックな演奏を存分に堪能出来ます。これは、相当、練習しているのではないかと想像され、この点だけでも既に高得点です。また、メタパーの録音方法が素晴らしく、私自身、メタル使いだったことから、彼等のメタパーの録音が如何に凄いことか良く分かります。そこまで、気を使っているのが嬉しい所でもありますね。 ★B Vexation Soul “そよぎと”は、ポルナレフの独自の詩の朗読から始まり、不明なノイズやトライバルなドラムが加わる中、自在なトランペットも縦横無尽に吹き鳴らされ、混沌とした音場を形成され、更に、ダブ処理や回転数等をいじったりして、益々混沌としていきます。因みに、タイトルの「そよぎと」の「そよぎ」とは「梵」とも書き、宇宙を支配する根源的原理とのこと。関係があるのかな? こうして2つのバンドをスプリットで聴いてみると、まだまだ新しい/deepな音楽は生まれているのだなと確信させられ、ロートルの私としては、このような新しい音楽に2024年に出会えたことが嬉しくて堪らないです。特に、Weiches Lochは、ライブ動画をYouTubeで観ると、Test Dept.的なリズムだけではなく、その音楽に、日本的(例えば、祭囃子のリズム)な要素も感じられ、そこら辺が何とも言えず魅力だなとも感じました。また、Vexation Soulも詩(=言霊)を中心としながらも、カオスに突き進む姿は、大変興味深かったです。興味を持たれた皆さんも、是非、聴いてみて下さい!早く入手しないと売り切れちゃうぞ! [trailer] https://youtu.be/d8q0GWVuLdk?si=5p58tj_OlOImEv0R [オマケ: Weiches Lochのライブ動画] https://youtu.be/E9oablE2AJI?si=d8dwCsVDoUUJY7vz #WeichesLoch #VexationSoul #5 #そよぎと #LaMuroMiaMuro #7-inchSingle #SplitSingle #関西 #Tribal #Industrial #MetalPercussions #Experimental #Poetry #Dub #ShinTamon #多門伸 #AtsushiSano #佐野アツシ #KenjiTanaka #田中健司 #SojiInakita #今北正二 #MariTorii #Polnareff #ポルナレフ真彦 #KyojiHonjo #本荘恭司 #XOYO #VermilionSands
Tribal / Industrial / Experimental / Poetry La Muro Mia Muro なしDr K2