- Kei Antique Guitars Museum
- 16F Tokai LS 120s
- 1980 Tokai LS 120 OS Reborn Old ( No.2 )
1980 Tokai LS 120 OS Reborn Old ( No.2 )
No.1のLSを使い続けてきて色んなLes Paul Typeのギターを触ってきたのですが、いろいろやってもやっぱり雰囲気が違う。。
そのことに悩んだ僕は、「これは1980年頃のDiMarzo PAFを手に入れて、Gibsonに乗っけるしかない!」と思うに至ったのです。
そして、楽器店を何軒も回って、1980年当時のDIMarzio PAFを探す旅に出たのです。
しばらくして、とある楽器店から「PU、見つかりました!」との連絡が。
喜び勇んで電話すると、
「PU、ありました。で、『ボディ付き、なんですよ』」と。
『???ボディ付きって、どういうこと?』
聞けば、ネックの折れたLS120が手に入った、ということらしい。。。
とりあえず見に行くと、見るも無残にネックがばっきりと折れてしまったLS120が。。。
『Reborn Old期のモデルで、ネック以外は良いんですけど。。。全部購入してもらってPUだけ外す、ってのはどうですか?』と。
「。。。うーん、(ボディ含めると35000円だった)結構するよなぁ。。」
「ところで、この『残り』、どうされます?いらんのやったら、僕貰いますわ」
「へ?どうするの?」
「治して自分で使います」
「。。。治るん?」
。。。治る、とわかってしまうと、なんだか悔しい。。。。ムカツク。。。。
『。。。。治して!僕、この子、弾くから!!!』
ってなわけでネックを治して手元に残した、曰く付きの一本なのです。
修理金額?
結果的に、部品代(笑)と修理工賃で、新品のLS120が買えるだけの金額がかかってしまったのでした(笑)。
ネックの強度はかなり上がって、かなりパキパキとした音の感じになっていますが、それでもやはりLSの音はLSの音。
Gibsonでは出ない、「とっても元気なLes Paul」の音がします。
ネックは塗装されたのですが、その経緯で(どういう理由かは僕にはわからないのですが)6弦側のジョイント部が濃く塗装されてしまっています。当時はこれが好みではなかったのですが、ここ10年ほどで自分の中でも馴染んできました。個性的でええかな、と。
今では欠かせない相棒のうちの一本、となっています。
この子を手にしてわかったこと。
それは、「ギターって、治るものなんだ!」ということでした。
S/N 0008847
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2021.5.20
当時のネックの状態の写真を追加しました。
モノ日記にも少し、書いてみようと思います。