近鉄モ10312

0

■モデルについて
新ビスタカーのパンタグラフ無しの電動車です。貫通型車輌は11400系の型紙を流用していたともいわれています。フロントマスクは左右非対称で、運転室貫通扉と右窓は下辺を客窓と同じ位置まで下げて展望を良くしています。ロコモデルの製品は客扉の開閉表示灯を表現しています。窓にはブルーセルロイド、フロントに特急エンブレムと「名阪ノンストップ」のサボを取り付けて特急の品格を醸し出しています。

■実車について
この車輌には電動発電機、コンプレッサを搭載しています。3連接車のビスタカーは全軸駆動で、大和路を120㎞/hでぶっ飛ばしていたともいわれています。名古屋駅5番特急ホームから発車するこのビスタカー名阪ノンストップ特急を見て、乗り間違えると大阪まで降車できないと思うと恐怖さえ感じたものです。
引退時のさよなら運転は流線型先頭車を前後に連結したABC3重連で行われました。友達と乗車し、3輛の2階建車を歩き回り鳥羽まで乗車したことを思い出します。

Default