ベイブレードをやめる日
こういう遊びは 気がついたらやめていた という人が大半かもしれないが、 私はいつ、何故やめるに至ったか はっきり覚えている。 メタルファイトベイブレードは 小学校高学年くらいまで 長々とやっていた。 遊び仲間の中でも もう終わったもの、懐かしい遊び みたいな扱いだったのだが 実はまだまだ新作は出ていた。 サムライイフレイドW145CF https://muuseo.com/kaikai/items/17 kaikai この時出ていたのが ZERO-Gシリーズというもので、 スタジアム自体が揺れ動く 今から見ても画期的な バトルシステムだった。 https://youtu.be/iD5hZ9dx3tg?feature=shared HD Metal Fight Beyblade Zero-G TV Commercial + Launcher Photo!!! - YouTube *ALL CREDITS GO TO Beyblade4D FOR MAKING THIS AVAILABLE :)*This is the awesomeJapanese TV Beyblade Zero-G Commercial in HD with a short look of a Zero-G Laun... https://www.youtube.com/watch?feature=shared&v=iD5hZ9dx3tg 動きが激しいだけでなく、 従来までのベイブレードでは 構造的に出来なかった メタル重ねの改造も可能となり、 シリーズ史上最も 重々しいバトルが可能となった。 イフレイドサラマンダDF145XF https://muuseo.com/kaikai/items/19 kaikai しかし当時は今と違って 復帰勢という層が希薄で 大人はおろか 高学年がベイをするのも 何となく気まずい感じだった。 でも相変わらず ベイ自体は好きだったので 誰と戦う訳でなくとも 持ってないベイを見かけると買う ということをやっていた。 やってることは小学生にして 既にコレクターだった。 … メタルファイトベイブレードが 展開を全て終えてから3年後。 新シリーズ「バースト」が 幕を開けた。 旧世代ベイのバースト仕様など 復帰勢も取り込む流れが生まれ、 何人かの遊び仲間も 復帰勢として再び参加したが ここで新たな壁にぶち当たる。 この時代、2010年代中頃は 妖怪ウォッチなど 子供向け玩具の買い占め・転売が やたらと跋扈し始めた頃だった。 ダダ余りする不人気モデルと なかなか店頭に並ばない新モデル。 ネットに溢れた在庫は 青天井に価格を吊り上げて もう子供の買えるものでは とうになくなっていたのだ。 (…それでも今日に至るまで ファンたちに飽きられず 新作が出続けているんだから すげぇよなぁとは思いつつ。) 実は出始めの頃は バースト世代も集めていたが、 自分の好きなものが 拝金主義に呑まれていく 時代の空気感に絶望して 私は収集を諦めた。 …今はどうなんだろう♨︎ なんだか気がついたら 転売うんぬん以前に正規価格が ものすごく高くなってて 当時の勢いで集めることすら まず無理じゃないかと思う。 体感2倍は高くなった気がする。 仕方ないことなのだろうけど。 …ただの愚痴みたいになったが実は最近私が初めて手に取ったライトニングエルドラゴが現行のX仕様で復活すると聞いて色々思い出してしまったので書きとどめた次第である。なんにしても、(ベイブレードに限らずだが)今の子供たちが何不自由なく好きなものをいつまでも好きでいてくれるよう心から祈る。