MA-06 ヴァル・ヴァロ

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一年戦争末期にジオン軍が開発したMAで、ビグロに既存のMAの長所を取り入れた発展型。本機は被弾形始に優れたフォルムと分厚い装甲を持ち、Iフィールドなしでビーム・ライフルを無効化できる数少ない機体である。さらに機体各部に姿勢制御バーニアを有し、後部の3基のスラスターによってビグロ以上の機動性を発揮する。機首には大型メガ粒子砲を装備。ビグロと同じく普段はカバーで覆われている。また近接防御用に大型クローアームを2基装備する。こちらはビグロよりも大型化しており、蟹の鋏のような形状になっている。普段はグラブロのように機体後方に収納されており、展開して使用する。
劇中では、元ジオン兵のケリィ・レズナーが密かに修理していた機体として登場。ケリィは一年戦争中に左腕を失っており、右手のみで操縦できるようアビオニクスの改造を行っていた。シーマ・ガラハウに裏切られてデラーズ・フリート入りを果たせなくなったケリィは、月面都市フォン・ブラウンを人質にしてガンダムGP01Fbに一対一の「決闘」を強要。激闘の末にクローアームでGP01Fbを捕獲するが、コウが咄嗟の判断で下半身を分離したことにより脱出され、ビーム・サーベルによって撃破される。脱出装置は搭載されていなかったため、ケリィは爆発する本機と運命をともにする。

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