あぶくま型
1989年就役 基準排水量:2,000t 満載:2,900t
船型は全体的にあさぎり型に類似しており、遮浪甲板型に近い、全通上甲板を有する長船首楼型の採用やクリッパー型の艦首形状も同様である。ただし本型では、上部構造は従来通りの形状であるものの、船体の外舷には約7度の傾斜がかけられている。これは水中抵抗を低減しつつ艦内容積を確保するための措置であったが、結果的に、海上自衛隊の護衛艦としては初めてステルス性を導入した設計となった。
また乗組員の居住環境向上をはかるため、従来の3段ベッドにかえて2段ベッドを採用した最初の護衛艦でもある。
同型艦6隻(あぶくま・じんつう・おおよど・せんだい・ちくま・とね)