顔のない悪魔
時代を考えるとグロすぎる怪物、それを裏付けるように上映禁止国が続出してしまいました。なので同じプロデューサーによる「血に飢えた島」は必要以上にグロ描写に気を使ってました。そんな映画でも公開当時はボリス・カーロフ主演の怪奇映画の添え物という扱いで後の知名度を考えると意外な気がします。なお本作の監督は「彼の撮影現場では誰もが監督になるんだ、役者や他のスタッフがいきなり演出を始める」との評があるように微妙な人で実際主演役者も「自分が演出した」場面が結構あると発言してました。シーンごとの演出のテイストの差を楽しむのも一興かも。