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ルックスが、アドバンデージ! Vitessa
ビテッサが発売されたのは1950年で、ノブ式巻上げが一般的だった当時としては、このプランジャーの一押しですぐ撮影できるというのは画期的でした。フィルムの巻上げとシャッターチャージが同時に行なわれる機構をセルフコッキングと言います。独創的なルックスは、アドバンテージかと思います。
ビテッサはローマ字表記でVitessaと書きますが、これはフランス語のVitesse=スピードが語源で速写性能が高いところから名づけられたのかも知れません。シャッターボタンの一押しですぐ撮影可能になり、かつ、プランジャー一押しで連射が出来たわけです。
また、大口径レンズのことを英語ではハイスピードレンズと言いますが、ビテッサは当初より開放がf2のウルトロンが搭載されてましたので、Vitessaは大口径レンズ搭載をも意味したのかも知れません。