Get your kicks!
自動車を使ったジャケットのアルバム探訪 THE CARS "HEARTBEAT CITY" 1984年、5枚目のアルバム。 車は1971年型プリマス・ダスター。"340WEDGE"が誇らしげです。以前深夜の首都高を周回中に遭遇し、お互いに「おぉっ」となりました。 TOWER OF POWER "BACK ON THE STREET" 1979年の作品。ちょっとディスコよりの音作りになっています。車は77年型のトランザム。この車といえはバート・レイノルズを思い出しますね。3曲目の"Heaven Must Have Made On"のミドルテンポがドライブには合うかなぁ。 RY COODER "INTO THE PURPLE VALLEY" 1972年の作品。ウディ・ガスリーのカバーや、カントリー、ブルース、を取り上げた超有名なアルバム。1930年代の不況で沈んでいた頃のアメリカがテーマの作品です。車は39年型ビュイック・フェートンのコンバーチブルです。 ZZ TOP "ELIMINATOR" オープニングの"Gimme All Your Lovin"から全開ドライビングミュージック。 この赤いクーペ、ギタリストのビリー・ギボンズ氏の33年型フォードです。 THE RIP CHORDS "HEY LITTLE COBRA" 1996年リリースのコンピレーションアルバムで、もとの64年のアルバムに加曲されたものです。ジャケットは当時のデザインとほぼ同じです。テリー・メルチャーとビーチボーイズのブルース・ジョンストンがプロデュースしたサーフロッドグループで、めちゃくちゃ歌が上手いです。車はご存知ACコブラですね。 HOT TUNA "BURGERS" 1972年の作品。ヨーマ・コーコネンとジャック・キャサディ、ドラムのサミー・ピアッツァとヴァイオリンのパパ・ジョン・クリーチが組んだバンドです。ジェファーソン・エアプレインとは違い、よりフォーク・ブルースに傾倒した音です。 車は1934年型のビュイック・ビクトリアです。 自動車がアルバムジャケットに使われることは多いですね、キリがないです。 すでに展示しましたランディ・マイズナーやアトミック・スイング、また今回蔵出しが出来なかったものではスージー・クアトロの"ゴールデンヒッツ"(50年代のアメ車の車内)やケミカル・ブラザーズの"イクジット・プラネット・ダスト"(68年型プリマス・サテライト)があります。非所有ではクラプトンとBB・キングの"ライディング・ウィズ・キング"や椎名林檎の"罪と罰"も印象的ですね。トレインやカナダのニッケルバックも車をジャケットに使ってます。 ポピュラーミュージックの発展に"アメリカ"の影響は大きいと思います。その"アメリカ"の文化の発展に"自動車"の与えた影響はまた大きいモノだった思います。そう考えると、車とポップスの関係が密接に見えてきてなかなか面白いですね。 #コレクションログ #お手入れ #比較