ED70
北陸本線田村~敦賀間の交流電化にあわせて製造された日本初の量産型交流用電気機関車で、1957年6月から19両が製造されました。北陸本線での運用に終始し、交流電化区間の延伸に合わせ同線の田村~糸魚川間で運用されました。高出力なEF70形やED74形が投入されてからは主に旅客・荷物列車で運用されるようになりました。しかし、試作要素が強く、機器トラブルや補修部品の確保問題、さらには1974年(昭和49年)に湖西線が直流電化で開業し、北陸本線も含めた交直流電気機関車中心の運用へのシフトでEF81形が大量投入されたことから1975年(昭和50年)までに全車廃車となっています。