walenode
セーター専門のブランド。編み物の用語で縦の連なりの輪を表す「wale」と建築の用語で結び目を表す「node」という2つの単語を組み合わせた造語。
「静かで強いもの、素朴で鋭いもの」という考え方をセーターで表現している。
セーター専門のブランド。編み物の用語で縦の連なりの輪を表す「wale」と建築の用語で結び目を表す「node」という2つの単語を組み合わせた造語。
「静かで強いもの、素朴で鋭いもの」という考え方をセーターで表現している。
鍛冶職人たちが100年以上受け継ぎ造り出す、京都の源金吉印の出刃包丁
毎日欠かさず続けていることのひとつに、料理がある。どれだけ疲れていても、何かに腹を立てていたとしても、包丁を手に取りまな板に向かう。そして野菜や魚、肉に庖丁を入れるたび、疲れや腹立たしかった事も、ストン、ストンと落ちてゆく。少しずつ心が軽くなり、気が付けば無心。ただ「美味しくなること」だけに集中する料理の時間は、面倒なルーティンワークではなく、日々を過ごす中で、なくてはならないひとときだ。
だからこそ、ストン、とまな板に落とす刃は、切れ味がよいものでなければならない。“源金吉”と刻まれた「八木庖丁店」の包丁は、そこに強さを加えて洗練したような一本だ。
トラウザーズ解体新書 第一回:ベルトループを考える
今日のトラウザーズにはメンズの既製品であればほぼ必ず備わっているのがベルトループ、すなわちベルトを通す穴である。身体にベルトとトラウザーズをしっかり固定するのを通じ、中に着るシャツが出て来ないようにするこれこそ、普段無意識に使っているディテールの代表選手だろう。今回はこのベルトループの数だけでなく位置まで探ってみたい。
紳士服の黄金期到来。30s Styleが紳士を魅了する理由
普段私たちが何気なく着ているスーツ。いつ頃誕生して、どのような道のりを歩んで来たのでしょうか。
スーツの祖先に当たる「サックスーツ or ラウンジスーツ」が出現したのが19世紀後半のこと。田舎などで着用するカジュアルウェアという位置付けでした。20世紀に入ると急速にその地位を上げ、各時代を象徴するようなスーツのスタイルも生まれました。
本連載「紳士服タイムトラベル ー ヴィクトリア朝から1960sまで」ではスーツに焦点を当てながら、当時の服装を愛し、日常的に着用して生活している方々にお話を伺い、紳士服の歴史における代表的な時代を切り取ります。
前回は1920年代に焦点を当て、前期と後期を通して急速に現代化したシルエットの変化をご紹介しました。そして第3回となる本記事では1930年代にタイムトラベルしたいと思います。お話を聞くのは1930〜1950年代の服装をこよなく愛する理髪師、阿部高大さん。昔の日本からタイムスリップして来たのではないかと思うほどオーセンティックなスタイルが阿部さんの存在を特別なものにしています。SNSなどを通してご存知の方も多いのではないかと思います。今年8月にはご自身の理髪店「富士東洋理髪店」を代々木上原にオープンされ、精力的に活動されています。