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- 325F 航空館 全日空商事 ダイキャストモデル 1/500
- 全日空商事 【1/500】〔NH50039〕ANA CARGO B767−300BCF "New Cargo Livery"
全日空商事 【1/500】〔NH50039〕ANA CARGO B767−300BCF "New Cargo Livery"
全日空 B767−300BCF
New Cargo Livery
レジJA8286
B767-300型BCF (BCF:Boeing Converted Freighter)は2005年10月、世界で初めてANAから3機(4機のオプション付き)の確定発注を受けてローンチされた旅客機から貨物機への改造機種である。
ANAグループでは2002年10月にANA初のフレーター(貨物専用機)のB767-300F型を導入し2006年9月の4号機までフレーターを増機してきた。
今後の貸物事業のさらなる拡大へ向けて5号機以降は自社旅客機から質物機への変更を決定し導入準備を進めてきた。
ANAのフリート戦路では新世代のB787型を導入する一方で機齢の高い順に退役するB767-300ER型旅客機を貨物機に改造することによりANAが既に保有している資産をより
効率的に活用し、新造機を購入するよりも導入コストを抑えるコスト削減効果もある。
改造作業を担当したのはシンガポールにあるSTアビエーション・サービス・カンパニー(SASCO)。
親会社のシンガポール・テクノロジーズ・エアロスペース(STエアロスペース)はBOEINGの海外における改造施設のひとつであり現在DC-10、MD-10BCF、MD-11BCF、B727、B757-200型特別フレーター機等旅客機からフレーターへの改造(PTF改造)に携わっている。
今回子会社のSASCOがBCF型プログラムの一環である改造作業を請け負った。
この改造作業は旅客機の内部機材や内装の取り外し、メインデッキ周辺機材、及び貨物口の側面設置、メインデッキ床の張替え、耐9-G貨物障壁、貨物処理新システム、最大離隆重量の改善及び他のシステム・アップグレードを含んでいる。
BCF初号機となったのはB767-300ER JA8286で1989年5月31日製造のB767-300ER型の導入初号機で国際線に活躍してきた機材であるボーイング製造番号24400)。
2007年10月18日にシンガポールのパヤバーレルにあるSASCOに到着し改造が開始された。11月18日には計画を前倒ししてドアカットを完了し、こうしてANAは世界で初めてB767-300BCFを受領した。
機体はホワイトボディーにリニューアルされた新しいANA CARGOの貨物事業ロゴが大きくペイントされた。
新しいロゴはANAのコーポレートブランドと調和しつつANA CARGOが目指す躍動感、規模感、信頼感をイメージし「過去の延長線上ではなく躍動感をもって事業を推進する」とのメッセージを込めている。
機体前方には運航を担うANA&JPEXPRESS社のロゴが、2008年7月に営業を開始したオールエクスプレス社の高品質な国際エクスプレス
商品「ALLEX」の輸送に活用されることから5大陸を表すシンボルマークとCARGO ALEEXのロゴが機体後部に描かれている。
2009年1月に、B767-300BCF初号機JA8286と2号機JA8362が国内深夜貨物便、近・中距離アジア路線などの国際線にて運用開始となり6月には3号機であるJA8356の受領された。さらに引き続きJA8358、JA8323、JA8970、JA8286、JA8664の計7機がBCFへ改造された。