アエロクラシックス 【1/400】JAL 日本航空 DC-7C "City of San Francisco"

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JAL 日本航空 
DC-7C
"City of San Francisco"
レジ JA6301

ダグラス社のセールスでうまくいかず、これを皮切りにジェット化へ移ったというDC-7。レシプロ機ぐジェット化されるまでのつなぎとし生産されたことでも知られる。
そんなDC-7が日本でも活躍していた。日本航空のDC-7Cである。
これは当時国際線の運航が認められていた日本航空が、DC-6B型の後継機としてDC-8型機導入までの間合いとして導入したのである。
東京〜ホノルルの無着陸飛行が可能となったり、飛行時間を大きく短縮したり日本の航空史にも大きな足跡を残した。
特筆すべき点はJALでは東京〜サンフランシスコ線就航に、座席に龍村特製の織物を使用したり日本製の文化財級素材を用い、また後部ラウンジは茶室風にアレンジされ障子を入れるなど、日本風のデザインが奢られ、一部の外国人搭乗者には珍しがられたという。
しかしこの時、JALはコンベア880を導入したり、時代もレシプロ機からジェットにシフトする頃だったこと、そもそもDC7自体がジェット化への繋ぎだったことから1957年から1965年と使用期間は短かった。
各機には愛称がついており、DC-6B型が日本の都市を愛称にしていたのに対し、DC-7C型では海外の就航地を愛称に採用している。
モデルのJA6301は1957年に納入されたCity of San Franciscoで5機導入していたうちの1番機である。
アエロクラシックスでは全機モデル化しているものの日本では販売されていない。おそらく存在する金型も少ないと思われる。JALのレシプロ機といえばと問うとDC4!!となるのが大半なのでレシプロとジェットの橋渡しとしては功績が大きかったのだが、いまいちピンと来ない当機は少々惜しい。

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