キハ32形-3 鉄道ホビートレイン

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予土線の全線開通40周年および、宇和島~近永間開通100周年に伴い、
「新幹線の父」と呼ばれる第四代国鉄総裁の「十河信二氏」が、
愛媛県出身であるのを合わせて
"キハ32形気動車に団子鼻とスカートを取り付けて、いかにも0系新幹線らしいイメージに変身"
をコンセプトに、2014年3月15日から運行開始した気動車。

JR四国の予土線を利用促進する目的として、
当該路線を走行するキハ32形気動車を"ホビートレイン"として改装して運行する
企画の一環として登場。

種車故に0系新幹線とは近いようで程遠い真四角なフォルム(幼稚園バス…?)
窪川側に0系の前頭部を模したユニット(というより網目の鉄…?)を装着しているが、
宇和島側は連結運用に対応するため、ラッピングのみ施工というチグハグと、
登場時は鉄道ファンだけでなく、一般市民からも驚愕、むしろ狼狽すらしたとかナントカ…。
巷では、四国新幹線とも言われている迷列車。

外観こそ奇抜極まりないが、内装ではかなり力が入っており、
・実際に0系新幹線で使用されていた転換クロスシートを設置。
・0系新幹線のタイフォンが搭載されており、実際に汽笛吹鳴が可能。
・車内の運賃表には、走行する路線の駅名の他に、開業時の東海道新幹線の駅名が記載(金額表示はされない)
・大型ショーケースには鉄道模型を展示。
と、予土線の活性化に大きく貢献していると言える車両だろう。

当センターでは、2021年の再生産ロット分にて入線。
入線と同時に、室内灯も施工してそのまま運用入り。
1両編成でトコトコと走る姿はどこかしら可愛げがありつつも、
あまりにも特徴的すぎるそのフォルムは、一度見たら忘れられない…。

管理人としても、一度は実車に乗車してみたいなと思っている。

備考:LED室内灯組込

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