ミスミソウ
フィンランド 1991年
Wikipediaより引用
学名:Hepatica nobilis
キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草。雪の下でも常緑であることからユキワリソウ(雪割草)の名でも知られる。
北半球の温帯に自生し、日本では本州中部以西から九州にかけて分布する多年草。落葉樹林の林床や崖などに生育し、石灰岩地域に多い。
3月の終わり頃から4月にかけ、地下茎から高さ10~15cmの花茎を出し、頂端に1つの花を咲かせる。顎片のように見えるのは茎葉であり、花弁のように見えるのが顎片であって、花弁はない。花弁のように見える顎片の数は6~10と変異があり、色は大平洋側では白色であるが、日本海側、ヨーロッパでは薄く青・紫・赤などを帯びるものがある。
中世ヨーロッパでは、葉の形が肝臓を連想させることから肝臓の病気の治療に用いられた。現在ではにきび、気管支炎、痛風などの治療に用いられることがある。