「パブリシティ 第3巻」(共立工芸/小西弘之作画)

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武蔵小杉の伝説の鉄道模型店「共立工芸」…、昭和60年発行の「ヨーロッパ汽車旅行」(朝日新聞社編)の記事では『仏英伊以外の西欧HO模型なら、都市、鉄道人畜馬車、山川草木なんでも仕入れるのが店主の道楽。HO八百屋。』…と、このお店の特徴を手短に表現されています。

そして、ここは前社長さんの小西弘之氏の手による味のある手書きの広告でも有名です。
その「画」を集めた画集です。
これは3巻とのことですが、2024年10月現在で、もうこの3巻しか残っておりませんでした。
他の巻も見たかった…。

同店訪問レポはこちら。
その1: https://muuseo.com/T.S_beer_wagons/diaries/564
その2: https://muuseo.com/T.S_beer_wagons/diaries/568
そして、遊ぶ: https://muuseo.com/T.S_beer_wagons/diaries/576

画集の「まえがき」より: …なかなか面白いことが書いてありますw
① 此の本「Publicity1~4」は模型屋の共立創業(1970.1)以来、45年間ー540舞の毎月連載広告画集全四冊です。
② 模型屋の共立は本書著者の道楽店で営業は土曜と日曜の10時/3時。扱い品目は独逸製鉄道模型と建築模型。ドイツ・メーカーより直輸入。
③ 売れませんので鉄道模型趣味雑誌に広告を書いて毎月連載して居ます。45年ー540枚たまりましたので、製本して見ようと思いました。
④ 連載広告画集ですが、もとより全然芸術性はありません。初期は稚拙、中期は乱雑、後期は老齢化に伴ひ大分下手になったとの批評。
⑤ 本書のサイズが此の通りA3の観音開きです。本屋はデカ過ぎて置き様が無い。客は本箱に立たない。叱られるのは覚悟の上です。
⑥ でも、画集とか書集、図面集は原寸通りの大きさ―それなりに1米角でも2米高の大型本があっていいと思ひます。絶対見易い。
⑦ 此の本は『Publicity』全4冊中第1回印刷の第3巻です。あまりに不評ならば、これで止めます。ブーイングが少なければ、次に第2巻を出し度いです。(2015年9月25日 Konishi Masahiro)

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