黒鉱 (kuroko ore) 相内鉱山 #0503

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少し小ぶりの黒鉱標本です。

相内(あいない)鉱山は近隣の小坂鉱山と共に1861年(文久元年)に発見され、その後複数の個人経営者により断続的に稼行されましたが、終戦に伴い休山しました。その後朝鮮戦争による金属需要を背景に1950年(昭和25年)に再開され、1955(昭和30)年には新たな黒鉱鉱体の末広鉱床、翌1956年(昭和31年)には本鉱山最大級の黒鉱鉱体である大黒鉱床が発見され、日東金属鉱山(株)が銅・鉛・亜鉛を採掘しましたが、鉱量の枯渇などにより、1984年(昭和59年)に閉山しました。

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