輝安鉱 (stibnite) 舟原鉱山 #0469

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輝安鉱はレアメタルの一種であるアンチモンの最も重要な鉱石鉱物です。鉛灰色で金属光沢を有し、結晶は柱状で縦に条線があります。硬度は2と、小刀で切ることができるほど軟らかい鉱物です。標本中央部の小さな晶洞の中に微細な柱状結晶が観察できます。(1枚目~3枚目は背景をソフトウエア処理しています。)

舟原鉱山は船原鉱山とも書き、現在の日高川町、旧名寒川村(そうがわむら)で稼行されていたアンチモン鉱床です。戦前(昭和初年)~戦後まもなくまで操業したようですが、詳細は不明です。

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