スバル1000

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スバル初の量産小型乗用車、スバル1000です。
1966年式を再現しています。

スバル1000は1966年5月にスバル(当時富士重工業)初の小型車として発売され、直進安定性やゆとりある室内空間を求めてFFの駆動方式や水平対向エンジン、センターピボット式ステアリングを採用するなど意欲的かつ挑戦的なモデルとなっていました。スバル1000は当時トヨタや日産など大メーカーが諦めざるを得なかったFF車両の実現により、多くの自動車メーカーのFF方式への関心を高める事となりました。アルファスッド、シトロエンGSの開発にも多大な影響を与えています。販売網の脆弱さというハンデを背負いながらも「スバリスト」と呼ばれる信奉者を生んで徐々に販売台数を伸ばし、カローラ、サニーに続く小型車市場の一角を確保する程になっています。1969年にはff-1シリーズへ移行しましたが、富士重工業の自動車メーカーとしての基盤作りに大きく貢献しました。

ミニカー化の比較的少ないスバル1000ですが、落ち着いたカラーリングも相まって非常にエレガントな印象です。メッキパーツも効果的に使用されており、小さな高級車といった趣が感じられます。

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