英領東インド　１ケピン銅貨

発行国：英領東インド（マレー半島）
材質：カッパー
品位：？
発行年：1832年
発行枚数：？
鑑定会社：未鑑定
グレード：AG～G相当
解説ブログ：https://rangalhu-coin.hatenablog.jp/entry/2024/09/19/191201

このコインは、表面には右向きの鶏が描かれ、その上にアラビア語でマレー半島を意味する碑文が刻まれています。裏面には、上部に額面（１）、中央も同様に額面（ワン　ケピン）、下部にヒジュラ暦の年号1247年が刻まれています。このコインはトークンで、英領東インドで流通するコインの不足を解消するため、1800年代初頭にシンガポールのイギリス商人が発行し、その後マレー半島や周辺地域に広まりました。このコインを発行するにあたり、この地域に植民地を持っていたオランダやフランス等他国に没収されることを回避するため、ヨーロッパとは無関係なアラビア語やヒジュラ暦を刻んだコインのデザインを採用し、あくまでも現地で流通しているコインであるうように見せかけたようです。

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