『銀河鉄道の夜』の世界へ
前の日記で『夜更けのスイッチ』を紹介しましたが、同じ作家さんの個展に行ってきました。 メインは、このポスターにもなっている『銀河鉄道の夜』の絵本の原画として使われた“翳り絵”。ポスターのシーンは、ジョバンニがほかの子どもにからかわれてるシーンかな。 この絵は、黒いラシャ紙に針でたくさんの穴をあけた絵を複数枚組み合わせて、後ろから光を当てて前面のスクリーンに映像を写し出す手法で描かれているとのこと。 鳥をとる人のシーン。 ケンタウロスの祭りについての時計屋のシーンかな。 絵を重ねているゆえ、角度によって見え方が変わるし、深みがあります。 最初は目が暗闇になれておらず、よく見えないけど、どんどん幻想的な世界が見えてくる。 購入できるものも。『夜更けのスイッチ』のときと同様に、さまざまな灯りがついた建物の作品があって街になっていたし、街灯だけの作品もあった。 本物の植物を使った照明も。 『銀河鉄道の夜』といったら、これでしょと買ったのが烏瓜のランプ。 作中の「ケンタウロスの祭り」は、烏瓜で作ったランプを川に流すという記述があるのだ(詳しくはミャーゼオの上の作品のページ)。 なお、歩ける距離なので、桑原弘明氏の『Scope』展のあとでの来訪でした。 10センチほどの箱の中に作られた、覗き穴をのぞくと見える、手が届きそうで届かない世界。 上からライトをあてる位置により、昼、夜、夕方、夜明けなど時間や風景ががらっと変わるものもあり、緻密さと計算に脱帽。 年末は見たい展示の企画が多く、予定組むの大変でしたが、やはりアートは心を豊かにしてくれますね。 #入手 #思い出
はるさめ
2022/01/07 - 編集済み幻想的な灯り、引き込まれてしまいますね。
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ofugutan
2022/02/06光の雰囲気が、雪で作った灯篭に似ている感じもします。