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ピューター製のにわとり
ピューターとは柔らかく腐食しにくい「錫(すず)」を主成分に、粘り強い性質を持つ「銅」と強度があって錆びにくい「アンチモン」を数%ずつ合わせて作られる合金。
アンチモンはレアメタルで希少なので、ピューター製品は高価と言われている。
中世ヨーロッパにおいて、ピューター製品は銀食器に次ぐ高級食器として、食器やポット、調度品として普及した。
しかし20世紀になると、陶磁器やステンレスやプラスチック製品の量産が発達し、コストが見合わないように。日用品から工芸品の材料としてシフトしていった。
これはフランス製のピューターのニワトリの置物。3〜4センチの小さなもので、ピューターのとろっとした金属の質感が、生き物の柔らかさを醸し出している。
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