- HIMETAL Museum
- 1F VF
- VB-6 ケーニッヒ モンスター
VB-6 ケーニッヒ モンスター
第一次星間大戦で投入された
大型陸戦兵器デストロイドモンスターの欠点である機動性の低さを補いつつ、その火力を最大限に発揮するために局地戦用のVBとして再設計された機体。
機体サイズは3分の2、自重はほぼ2分の1に小型化されているものの、その系譜はガウォーク形態がモンスターに酷似している点からも見て取れる。
ファイター形態は通常のVFよりも重厚かつ無骨な形状で、形態呼称も「シャトルモード」と呼ばれる。変形機構も独特で、ガウォーク形態の両脚部が主翼となり、両腕部(ミサイルランチャー)が機体背面の格納庫カバーとなる。全長、重量共にほかのVFを大きく上回ることから機動性は非常に低く、ドッグファイトのような空中戦闘は不可能である。リフティングボディ機特有の機体容積(兵装搭載量)を活かし、護衛機を伴う高高度からの空爆ミッションなどに従事する。
ガウォーク形態の脚部関節を伸張し、砲身・弾薬庫ブロックを90度起こし、腕部ミサイルランチャーを180度回転すると、VFのバトロイド形態に相当するデストロイド形態となる。脚部(主翼)のジェットエンジンを吹かせば、跳躍も可能である。
アニメ作品への登場は2008年放送のテレビアニメ『マクロスF』が初で、民間軍事プロバイダー「S.M.S」の隊員であるカナリア・ベルシュタインが搭乗する。『劇場版 マクロスF』にも登場し、完結編の『サヨナラノツバサ』においては救援に駆けつけた各船団のS.M.S部隊として多数の機体が登場する。2016年放送のテレビアニメ『マクロスΔ』では、新統合軍のアルベルト・ララサーバル大尉の乗機として劇中後半に登場する。