ぼくら 7月号ふろく 【0戦チャンピオン】【はしれ一文字】

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これも先日展示した【宇宙人マッハ】と同じく、広島県福山市の鞆の浦の古道具屋【けすくせ宇田】で購入。 昭和38年7月1日発行とあるから、僕などはまだ父親の体内で「今や遅し!」と泳いでいた頃か(笑)

まず【0戦チャンピオン】。 原作者の高森朝雄ってのは梶原一騎の本名。  作画の吉田竜夫ってのは吉田三兄弟で漫画を描き、タツノコプロを創立。

主人公の中西鉄也は、孤児で天才ボクサーの大神タケルに、必殺技『十字三段うち』を破られた…力道山が出ているが、発行日は力道山が亡くなる5ヶ月前。 人の運命は判らぬものよ。

そして【0戦〜】を読み終えて…買った時には気付かなかったが、(えっ!?)っとなった。2作目【はしれ一文字】が上下逆さまになっているではないか!(5枚目画像)

意図的なんだろうけど、2作目はひっくり返して裏表紙の方から普通に日本の右開きで読んでいく様になっている。 飽きさせない為の工夫かな?

2作目【はしれ一文字】はやはり翌年の東京オリンピックを意識して描かれた陸上部の、人間関係やらに加え、主人公は忍者の末裔で独特の走法を駆使して走る、というもの。
原作:中尾明とあるが、まさか?

どちらの作品もデッサンの狂いもなくて単純明快です。

しかしこの付録漫画、僕が産まれた時には古本で、紆余曲折を経て何十年経って今、我が手にあるというのも何か面白い奇縁です♪

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