【マーズ】全５巻　横山光輝

これは名作です。　小学生の頃にリアルタイムで読んでいました。終り方が子供には衝撃的でした（ネタバレになるから書きませんが）。

高校生になってアニメ【六神合体ゴッドマーズ】が始まり、この【マーズ】が原作で使われたけどまるで別物。

🌻海底火山噴火により島が誕生。　まだ溶岩が流れる場所に何故か１人の少年が出現（マーズ）。

物語の経過で判明するのだが、遥か昔に宇宙人が地球に訪れ、地球人の持つ知能の発達速度と、残虐性を懸念した。　地球を我が物にし、他の生物を滅ぼし、地球人同士が戦い、強力な武器をどんどん開発する感覚を恐れたのである。　やがて宇宙に進出し、同じ事を繰り返すだろうと。

そこで彼等は８体のロボットを地球にセットし、細胞液から作られた生成人間６人に監視目的で住まわせた。

少年マーズ（生成人間）は１００年後にセットし、マーズが目覚めるとロボット【タイタン】が動き出し、地球の戦闘力を測る。タイタンを破壊する程の兵器が作られていれば、最強ロボット【ガイアー】が目覚め、マーズの命令で地球をまるまる吹っ飛ばす…　

…筈だったのだが、マーズが眠っていた場所が海底火山噴火で隆起し、予定より早く目覚め任務の記憶も忘れてしまった。

６人の生成人間の１人のラーはマーズに接触し、本来の目的を告げるが、マーズは「そんなに地球人は悪いとは思えない」と拒否。

しかしタイタンが地球人の兵器【水爆】で破壊されるとガイアーが出現。　そして地球人の側に付いたマーズ&ガイアーは、６人の生成人間達とそのロボット６神体と戦い倒していく。　しかし途中でとんでもない事実が判明!　

★【六体の６神体全てを倒すとガイアーも爆発する】※ただし６神体の内部の故障だと破壊に入らない!

★【最強のガイアーが破壊されると爆発】

★【マーズが死んだらガイアーが爆発】

地球の存亡を賭けた死闘は進む…

これは横山光輝が時折SF作品にテーマとして掲げる【地球の未来・環境・平和】が最も色濃く出ている珠玉の作品である。

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