エブリシング・ユー・ドゥー/ ザ・ガット・ギャング

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#アナログレコード
#45rpm

サントリー・ホワイトCFイメージ・ソング

ザ・ガッド・ギャング
スティーヴ・ガッド(ds)
コーネル・デュプリー(eg)
エディ・ゴメス(ac.b)
リチャート・ティー(kbd)

07・5H-326

これほど演奏することの無垢な喜びをダイレクトに味わえるグループは他にいない。
70年代後半にスティーヴ・ガッドという、それまでまったく無名に等しかった一人のドラマーが一躍メジャーな音楽シーン全搬を支えるもっともエクセレントなミュージシャンとして、ワン&オンリーの脚光を浴びて以来はや10年の年月が流れようとしている。現在まで400枚に達した参加アルバムの数とバラエティー度で依然、その地位を誰にも譲ってはいないスティーヴだが、遂に意を決して昨年の春に初のレギュラー・グループを結成。それはスティーヴ自らによっでザ・ガッド・ギャング”と名付けられた。メンバーの一人一人が常に途方もなく巨大なクリエイティブ・エナジーの充満するニューヨークを象徴する面々であることはその顔ぶれから改めて述べるまでもないだろう。しかし、スティーヴがもっとも純粋に演奏~ひいては音楽のみで語り合え、一人として交代のきかない点で"ザ・ガッド・ギャング”はありきたりのセッション・グループとは完全に一線を画した存在と断言する。まさにスティーヴのエッセンスがグループを通して具体化された感があり、昨年の夏マンハッタンで見参した時の初印象はあのスタップも忘れさせるほど鮮烈なものだった。
事実、あらゆる音楽ファンにとって入口は開かれている。
ジャズ・ファンにはエディ・ゴメスの卓越したアコースティック・ベース・ワークがあり、ソウル~R&Bファンはコーネル・デュプリーの感覚的な歌い口に酔わされるだろう。加えて真に都会的でセクシーな味を持つリチャード・ティーのキーボード・ワーク・・・そこにスティーヴが時には繊細に、時にはたくましく呼応して自然発生的な力強い全体のグルーブを生んでゆくさまは、折しもテク/・ブームが過ぎ去って改めて生の演奏表現が問われるいまだからなおのこと素晴らしいのだ。
1986年9月 若林佳起

b面の
https://youtu.be/gmO30Ij6D_o?si=fdjRIc_hsdhJANeC


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