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ひまわり / 小山卓治
個人的に思い入れが深い小山卓治の2ndアルバム
ジャケット写真や歌詞に私の原風景があり、高校生だった当時とても共感してしまったアルバム。
小学生の頃まで近所に製紙工場があり、そこで働いていた父の妹家族の家に向かう道がまさにこんな道でした。
まもなく工場は町を撤退し、叔母の家族も県外に引っ越してしまい、一番仲が良かった従兄弟とも離れ離れになってしまいましたが、そんなことを鮮明に思い出すことになったアルバムです。
尾崎豊は若者の共感を得ていましたが、社会や組織にとけ込めない脆さがあり、結果的に魔物のようなものに飲み込まれてしまいました。
尾崎豊とは同期で仲も良かった小山卓治は、若いながらも世の中を俯瞰的に見ているところがあり、単に非難したり叫ぶのではなく、そこに皮肉や逃げ道を描くことができていました。
太く短く生きるか、細く長く生きるか、正解はありませんが後者を選んだ小山卓治に、私は共感しています。
https://youtu.be/lE3KStiNkMc?si=NO_fWJFfTQ9KZCl6
