CITRON / 松田聖子

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アメリカ進出失敗からの反省なのか、松本隆に頭が上がらなくなったのか、定かではありませんが、作詞は松本隆、作曲は海外アーティストという企画で制作されたのが今作です。
プロデュースはデヴィッド•フォスター、当時は「デヴィッド•フォスターに頼んでおけば間違いない」みたいな雰囲気があったのは確かで、当時流行の音にはなっています。ただし、ピンとくる曲はシカゴそのまんまなデヴィッド•フォスター作曲の「抱いて…」くらいで、「続•赤いスイートピー」なんてやっちゃ行けなかったとさえ思います。
このアルバムをきっかけに再度海外を目指す姿勢のレコード会社と、反対するサンミュージックの食い違いから、松田聖子はこののちサンミュージックを離れ、個人事務所を立ち上げアメリカを目指します。

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