36.5℃ / 中島みゆき

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「御乱心の時代」の極みともいうべきロックアルバム。
プロデュースは甲斐バンドを解散したばかりの甲斐よしひろで、ジャケットに映る手も中島みゆきと甲斐よしひろ。
解散前の甲斐バンド作品はいわゆるニューヨーク3部作で、その時のメンツが今作に深く関わっている。
加えて、スティービー•ワンダーや久石譲までもが加わり、80年代多くのアーティストがそうだったように試行錯誤する。
甲斐よしひろとの共作は今作限りだが、この後も中島みゆきの相談相手となり、甲斐バンドの協力者だった椎名和夫が次作を手がけ、次々作を手がける甲斐バンドもう一人の協力者、瀬尾一三との出会いが中島みゆきの「乱心」を解き、その後の人生を大きく変える。
「御乱心の時代」は必然かつ必要だった期間だと思うのです。

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