レニングラード★カウボーイズ / モーゼに会う

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【バチあたりなロックンロールバンド、ただいま北上中。】
 DEVO、クラフトワーク、ラモーンズ、赤いジャケットのYMO、初期ビートルズ、そしてレニングラード・カウボーイズ。ここに共通しているのはみんな同じユニホームでステージに立っているってこと。しかもレニングラード・カウボーイズは靴までおそろい、これには参ってしまうよね。
このトンガリリーゼントにサングラス姿もう一度見たら忘れられない。
しかし彼らが陽気であるかというとそうではなし、一作目では悪徳マネージャーにこき使われる羽目に会い、見ていて悲しくなる。
アキ・カウリスマキ作品はどこのかしこも物悲しさが漂っている、しかしながらその世界観にハマってしまうのだ。
二作目にはポンチョを着てるし、ひげはメキシカンだし、どこがレニングラード??って感じだけれど、その順応性に彼らの渡米(北米/南米)の苦労が見てわかる。

レニングラードって名前からしてロシアのバンドと思われそうだが、フィンランド・ヘルシンキのバンド。
あの鳥のくちばしのようなロケットリーゼントのせいなのか、手塚治虫「鳥人大系」の中のロシアから渡ってきたカササギの愚連隊を思い出してしまう。

今作は前作がヒットしたレニングラード・カウボーイズ・シリーズの第二弾。
1994年製作/94分/フランス・イタリア・スウェーデン・フィンランド合作
原題:Leningrad Cowboys Meet Moses

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