【1987/11/13】1987年世界電気通信会議記念郵便切手

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1987年世界電気通信会議を記念して、昭和62年11月13日に60円郵便切手が発行されます。
この会議は電気通信に関する世界最大の学術的国際会議で、通常毎年アメリカ国内で開催されます。伝送、光通信、宇宙通信、データ通信、放送など電気通信に関するすべての技術分野の研究成果について発表及び検討を行うものです。
米国電気電子技術者協会(IEEE)は世界の電気電子技術分野の学者・技術者によって組織されている世界最大の技術者団体で、その最先端技術の研究成果は初めて世界的に認められました。我が国の電気通信分野における技術水準は世界のトップレベルにありIEEE機関誌に掲載される論文数もアメリカに次いで2番目です。わが国のこの分野における技術の進歩が評価され今回の会議が開催されることになりました。会議は11月15日から18日まで東京都内で開かれます。主催はIEEEと電子情報通信学会及び国際科学振興財団です。
意匠は郵政省電波研究所鹿島支所に設置されている「通信衛星用準ミリ波帯パラボラアンテナ」です。これは昭和52年と58年にそれぞれ打ち上げられた実用静止通信衛星「さくら」及び「さくら2号」に使用されています。
鹿島支所は宇宙通信の研究開発、人工衛星の管制と研究、電波を利用する宇宙空間の研究等を行っており、実用放送衛星「ゆり2号」の実験用パラボラアンテナや、超長基線電波干渉計実験に使用する直径26mのパラボラアンテナなど数基の大型アンテナが設置されています。

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