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踊る大捜査線番外編 湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル レンタル落ち
刑事である父親を目指して警視庁警察学校を卒業した篠原夏美(内田有紀)が湾岸警察署交通課に配属となる。新人ヘッポコ婦警の夏美と、湾岸署の綱紀引き締めのために出向してきた桑野冴子の両名の活躍を軸に物語は展開される。作中の設定は1998年4月(春)であり、作品中の終盤に出てくる篠原夏美が表彰される表彰状の日付は4月20日となっているが、サブタイトルは放送時期の6月に合わせて「初夏」となっており、これ以後の公式出版物では本作中での出来事は1998年6月の出来事であるとされている。青島俊作(織田裕二)は海外出張中という設定であり、ラストに数分だけ登場する。その際、袴田課長から連続婦女暴行事件の内偵を頼まれるが、これは次作の「秋の犯罪撲滅スペシャル」へ続いていくことになる。もっとも、青島が内偵捜査から復帰した10月1日時点で「1ヶ月」に渡る内偵捜査とのセリフがあるため、2ヶ月強のタイムラグが存在する。
夏美の父・篠原浩三(谷啓)は、青島俊作がTVシリーズの最終回で交番勤務への降格処分を受けた後、杉並北警察署に異動していた際の上司という設定となっている。劇中で、柏木雪乃が夏美を「後輩」と称するシーンがあるが、雪乃も1998年4月に湾岸警察署交通課配属(歳末SP時は研修)であるため、実際の二人は同期である。