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渡哲也(文藝別冊)
日活でデビューしアクションスターとして華々しく活躍した60年代、石原プロへ移籍ののち実録やくざ映画の極北「仁義の墓場」などで破滅的な魅力を放った70年代、そして「大都会」「西部警察」シリーズで刑事ドラマの金字塔を打ち立てた80年代……陰と陽のヒーロー像を峻烈に演じた俳優・渡哲也に迫る総特集。
◎春日太一氏を責任編集に、共演者や映画監督、制作スタッフへの徹底した取材を通じて、俳優・渡哲也の魅力に迫る! ◎出演映画・TVドラマ作品に加え、ドラマ「大都会」「西部警察」の各話リスト、さらにはシングル・アルバムを完全網羅した、54ページに及ぶ充実した資料編を収録!
【インタビュー】
渡哲也 俺は不良少年だった(聞き手・高平哲郎)
【ヒストリー】
春日太一責任編集
1941→2020 証言でたどる渡哲也という男
INTRODUCTION
春日太一 俳優・渡哲也のあゆみ
ORAL HISTORY
澤田幸弘(映画監督) 最初の作品は渡哲也と決めていた
松原智恵子(女優) 日活が私を育ててくれました。渡さんもそうだと思います。
梶間俊一(映画監督) 『仁義の墓場』の壮絶な舞台裏
多岐川裕美(女優) 『仁義の墓場』に描かれる、男女の機微
村川透(映画監督) 役者と監督の魂が会話する現場
苅谷俊介(俳優、考古学者) 男らしさの根底にあるもの
竹中直人(俳優) 生々しい人が目の前にいた
菅原俊夫(殺陣師) 正しく聞き、正しく表現する人
【論考】
田村千穂 渡哲也のsomething else――星の映画史
北村匡平 渡哲也の漆黒の輝き――二つのアウトロー路線
上野俊哉 杉浦五郎はフェルディナンの同時代人である――あるいは「ジャン・リュック・ゴダールと渡哲也における戦後暴力の南北問題」について
松田修 ヒーローの条件・渡哲也――反家長から家長へ
上野昻志 渡哲也 孤立無援を生きる
切通理作 『大都会』黒岩頼介論――刑事ドラマの「現場」に生きた渡哲也の時代
後山剛毅 渡哲也の記憶――広島と呉から
東琢磨 ふたつの『墓場』のあいだから
大石始 耳を澄ます男――渡哲也と映画『わが命の唄 艶歌』
【資料】
シングル・アルバム全ディスコグラフィー
全出演作品リスト
『大都会』『西部警察』全話リスト