021 マグカップ

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マグカップの柄、実はそのマグカップ自体に思い入れは無い。私のものではないからだろう。
ただ、マグカップではないが幼少期に好きだったキャラクターのプラカップ(温度で色が変わる、これにすごい感動したが大体使うときは常温だったので色が変わっている時の思い出は無い)がどうも思い出される。キャラクターが丸いからだろうか…そのカップは随分と長く使っていた。小さいカップだったので小さい頃はおやつの時間のジュースに成長したら薬を飲むときに水を入れるカップへと役割を変えていった。
しばらくして食器棚を整理する際に、捨てる事になった。少なくとも5年以上は使っていただろうそのカップは縁はボロボロ(縁を噛む事が原因)、経年劣化で温度による色の変化がしない。もともとピンク色だったカップも白になってしまっていた。それを捨てると母に言われたときは最後に水を入れ飲み、心の中でお疲れさんと言い捨てた。少しだけ心の中で言いようの無い心の動きがあったことを覚えている。

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