《無惨の饗宴/Grim Feast》

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ミラージュのパックを初めて購入した時に当たった思い出のレアカードです。
ミラージュのカードに興味が出た頃は、丁度ウルザズ・サーガが発売間近という頃でした。
当時はMTGが大ブームとなっており、田舎の町で2ブロックも前のパックを見つけるのは殆ど不可能な状況で、
大きな街まで探しに行き、なんとか購入する事ができました。
その時一番欲しかったカードは《夜のスピリット》と《死体の花》です。
緊張しながらパックを開封し、レアスロットのカードを隠しつつ右上から確認すると、黒緑のマルチカラー枠が見えるではありませんか。
そして右下を確認すると、パワー/タフネス表記もありません。
これは当たった!《死体の花》だ!と大喜びで手前のカードをずらして、このカードが出てきた時の衝撃は今でも忘れられません。
「な、なんじゃこりゃあ!?(しかも弱ぁ~!!)」と思わず叫んでしまったのも、今となっては良い思い出です。

そんな悲しい思い出のカードではありますが、実はイラストが大好きでお気に入りの一枚でもあります。
ミラージュは夏にピッタリな熱帯感のあるイラストが多い中で、ホラー映画のようなグロテスクな雰囲気のカードが混ざっているのが非常に気に入っています。
フレイバーテキストも強烈に記憶に残っており、日常生活で夜遅くに食事をするとよくこのカードを思い出します。

当時はあまりにも弱く感じて全く使わなかったのですが、
今見ると中々に面白い効果をしており、なんとか工夫して使えば良かったなぁと少し後悔しています。

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