戎橋 箱場印
初版 2022/11/27 16:52
改訂 2022/11/27 16:52
戎橋の箱場印は、「戎」の一文字に外丸枠の黒印です。この例は、明治7年11月に大阪から西京(京都)に向けて差し出された脇なし二つ折葉書1銭で、裏面に箱場印が押されています。
戎橋の名前は、今宮戎神社への参道に通じるところに由来しており、今でも南海本線の難波駅からアーケードの商店街である戎橋筋商店街を北に向かって歩き、道頓堀を渡る橋として戎橋が残っています。大阪名所のグリコの電飾が燦々と輝くところ、といえばお分かりになるかも知れません。
このあたりは当時も商売が盛んであったようで、箱場も戎橋から北に向かって(後ほど登場する)心斎橋、心斎橋筋一丁目と相次いで設置されていたようです。