玉造橋 箱場印
初版 2022/11/06 17:20
改訂 2022/11/06 20:39
玉造橋の箱場印は、太くて大きい「玉」の一文字に丸枠つきの朱印です。外枠円が磨耗しているものも多いようです。
ここに示したものも全体の印影が薄いのですが、辛うじて太めの丸枠の一部が確認できます。
玉造橋は大阪市西区の、西長堀交差点から長堀通を西に向かって2ブロック行った交差点として名前が残っています。
当時は(今の)長堀通は堀になっていて長堀川と呼ばれており、西の端で木津川と合流していました(現在の伯楽橋のあたり)。この合流点から長堀川を東に向いて、二つ目の橋が玉造橋でした。
(上図は「大阪之圖」(国際日本文化研究センター・所蔵地図データベース)より引用しました)
ここからさらに長堀川を東に行ったところにあった鰹座橋は、現在の地下鉄西長堀駅がある大きな交差点の名前で残っています。長堀通にはこの他にも四つ橋、心斎橋など、関西にお住まいの方にはお馴染みの「橋」のつく交差点が沢山残っています。
長堀通りを横断するときは、橋を渡っているんだなあと想像してみるのも一興かも知れませんね。