中村岳陵「気球揚る」

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切手趣味週間
1972年

中村 岳陵(1890年3月10日 - 1969年11月20日)は、日本画家。静岡県下田市生まれ。芸術院会員。毎日芸術大賞・朝日文化賞受賞。文化功労者。文化勲章受章。日本画に油絵の表現を取り入れた作品を制作し、代表作は「輪廻物語」「気球揚る」等。

「気球揚る」は、1950年の作品。清々しい鹿鳴館風の貴婦人と気球、が主題。洋装の女性の後方の、和服で手に扇子を上空に掲げている女性、も見過せない存在。洋風と和風。新と古。明治という時代の世相を物語る風俗画です。切手の図柄では上部が切れてしまっていますが、本画では、前面のご婦人の後ろでピンクの和服を着た女性が扇子を手に見上げている方向に、題名通り 「気球は揚がって」 います。

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    ts-r32

    2019/07/29

    画面左上に気球が見えます。

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