青春/伊藤 整

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新潮文庫

伊藤 整(1905年1月16日 - 1969年11月15日)は、抒情派詩人として出発しましたが、その後詩作を離れて小説・評論に重心を移し、ジェイムズ・ジョイスらの影響を受けて「新心理主義」を提言。戦後は旺盛な著作活動で最も著名な評論家の一人となりました。1950年にはD・H・ローレンスの『チャタレイ夫人の恋人』の完訳版を小山書店から刊行し、上下巻で20万部の売れ行きとなりましたが、わいせつ文書として押収され、起訴されました。1957年、最高裁は伊藤、発行人共に有罪としました。この文学裁判を当事者の立場から、膨大かつ詳細な記録で問題提起した『裁判』は、ノンフィクションの代表作のひとつとなりました。

『青春』は、1938年に出版された小樽時代から上京までの青年期を題材にした自伝的フィクション小説。

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