ミニチャンプス アロウズ コスワースA23 フレンツェン

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アロウズが2002年に導入したマシン

資金不足のアロウズであったが、マシンのポテンシャルは高かった。超ハイノーズにより車体の下に積極的に空気を取り入れディフューザーでのダウンフォースを高める仕組みを採用した。

フレンツェンの開発能力ドラビングテクニックにより、シーズン前半はジャガーの1年落ちのコスワースエンジンながら、ジャガーを上回る活躍をした。

スペインGPで6位に入賞。圧巻だったのはモナコGP、初日のフリー走行で6位、予選こそ10位であったが、決勝前のウォームアップではトップタイムをマーク。決勝では、最強のフェラーリを駆るバリチェロとのバトルを制して6位入賞を果たした。

英国GPでは、ジャガーと同じワークスエンジンを搭載し戦闘力がアップ。決勝では、当時の最高回転数を誇るBMW エンジンを搭載したウイリアムズを追い詰める活躍を見せた。結果的にエンジントラブルでリタイアとなったが、上位チームに冷や汗をかかせた。

しかし、その後完全に資金が尽きて、アロウズがシーズン途中で撤退することになり、フレンツェンは一時F1のシートを失うことになる。

このマシンはフレンツェンのジャイアントキリングを象徴した印象がある。

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