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- 創刊号で休刊となった時刻表 営団地下鉄時刻表 1988年 6月創刊号
創刊号で休刊となった時刻表 営団地下鉄時刻表 1988年 6月創刊号
営団地下鉄時刻表 1988年(昭和63年) 6月創刊号
ご縁があり、このレア時刻表を入手することができました。前オーナー様、ありがとうございます。
バブル期の日本の雰囲気をプンプン感じることができる時刻表です。これに関しては、ダイヤ自体への興味関心よりも、広告や当時の世相を反映しているであろう「紙面構成」に興味があり、落札しました。
Subring(サブリング)とは、英単語では「部分環」の意味ですが、今となっては命名の意図すらわからないタイトルが付いた時刻表です。当時の帝都高速度交通営団(現東京メトロ)の協力会社が発行、制作は京王エージェンシーという特異な組合合わせです。
また、調査してみると、創刊号といいながら、この1号以降の発行はなかったようです。理由は不明ですが、時刻表を見るまでもない地下鉄の運行頻度からすると休刊は自明ながら、当時の発行に至ったのは、多分勢いだったんだろうなー、というバブル期の雰囲気を感じながら妄想するところです。
1988年当時の営団ですが、路線図から分かる通り、現在と大きくことなったネットワークでした。路線の開業状況だけでも、
・半蔵門線 東端が半蔵門駅。
・有楽町線 西武線池袋線への未乗り入れ(新桜台まで)
でしたし、都営線まで含めれば、大江戸線未開業、新宿線は東端が篠崎駅という状況です。
車両グラビアもありましたのでアップしましたが、2020年営業運転で唯一残っているのは半蔵門線の8000系だけでしょうか。
さて、冊子456ページ中、半分程度が「広告」で構成されているため、有名上場会社の当時が映し出されています。ピックアップしたのは、伊勢丹の広告。当時は合併は行われていませんので伊勢丹単独の広告ながら、メッセージが「フランス語で笑いましょう」。コピーライターは眞木準氏とのこと。詳しい情報もないコピーなのですが、結局どのような意図かわからない、モヤモヤ広告です。
駅別乗換案内には、各駅のある地名の由来を掘り下げるグラビアがあります。このページのみ掘り下げてみようかと思っているところです。
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