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ユークレイス/ユークレース
端正な形状と見事な透明度を誇るユークレースの結晶です。
エメラルドやアクアマリンの属する「ベリル」とは組成が近似しているため、一説にはそれらから派生した鉱物であるとされます。
しかし六角柱の結晶系からなるベリル群とは異なり、ユークレイスの結晶は剣の切っ先のような形状を成すのが特徴です。
この鉱物の特筆すべき点は、やはり明瞭な劈開性にあるでしょう。
Euclaseという名称も、まさにこの劈開に因んだ命名であり、その成立ちは "安易に割れる" というギリシャ語の合成語(eu+klasis)に由来します。
この致命的な欠陥のために衝撃に対しては大変弱く、一般的な宝飾用に据えられることは殆どありません。
淡く儚げな水色に劈開性ゆえの危うげな雰囲気を纏わせていることから、その姿はさながら薄幸の麗人であります。
"佳人薄命" という言葉がありますが、たしかにその通り。
美しいものほど脆く繊細で、そして数奇な運命に見舞われるという通説は、どうやら人も鉱物も同じようです。
Mikazuki999
2020/01/18いい石をお持ちですね
また見に来たくなります
宜しくお願いします
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テッツァライト
2020/01/19 - 編集済みありがとうございます!
大きな欠損もなく単斜晶系としての形がよく現れていたもので、私自身も結晶を重んじる身として一目惚れした記憶があります😌
色は淡いですが、代わりにC軸方向から見た時に良い塩梅に多色性が観察できるのでこれはこれで良し!
・・・と、そう思える標本でございます😉
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