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イタリア/切手の日 1988.12.9【World Topics Stamp Collection】
『「小判切手」をつくったイタリア人』
イタリアで毎年、「切手の日」に発行される切手には、郵趣界で活躍した人物が登場しているが、1988年の切手には、切手の原画彫刻家として知られるエドアルド・キオソーネ(1832-98)が日本の着物姿で描かれ、さらに日本の2銭小判切手が再現されている。というのも、彼は日本切手と実に深いかかわりのある人物だからだ。
1876年(明治9)5月17日に発行された最初の小判切手3種(5厘、1銭、2銭)はキオソーネの指導のもとに、新しい方式による凸版印刷で製造されたもの。従来の手彫切手では、急増する郵便量に対して印刷効率が悪かったことや、国際的にみて図案に不備があることもあって、当時は早急に手をうたなければならない状況にあった。その頃キオソーネは、イタリア政府の委嘱により銅版画家として、紙幣改良のためドイツに赴いていたが、1875年に日本政府が自国の紙幣製造のための機械をドイツから購入したときに、銅版彫刻家として招かれ来日した。そして、日本の紙幣寮(現在の大蔵省印刷局)で切手や公債の図案とその製作に力を注いだ。彼はまた、1898年に鎌倉で亡くなるまで、明治天皇、西郷隆盛、三条実美、大久保利通、岩倉具視らの銅版肖像画をつくったことでも知られている。
現在の「小判切手」ができたのは、キオソーネのおかげであり、日本切手が国際的にも通用する切手としての第一歩を踏み出すのに彼は大きく貢献した。日本の初期の郵便史を語るうえで、キオソーネは欠くことのできない人物で、その功績が今回の母国イタリアの切手で称えられたというわけだ。
※1988年当初の説明です。
#切手
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2020/02/05小判切手
まさかの。。。イタリア人作!!
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2020/02/05日本では、キオソネと呼ばれていたそうです。
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fanta
2020/02/05キオソーネといえば、歴史人物たちの肖像画を浮かべますねぇ^^
例えば西郷隆盛など、写真が残されてない人物ではありますが、彼の筆力のリアルさを思うに…かなり信頼度の高い肖像画ではないかと?自分では思っとります😄
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2020/02/05確かに・・・もう写真といってもよいですね。
この切手をきっかけに、
小判切手を必死に集めていた事がありますが・・・
旧小判がなかなか集まりません。
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fanta
2020/02/05切手制作にもかかわったとは知らなかったぁ~😅
肖像制作とかぶるからこその活躍だったんでしょうね。さらにはセンスも感じさせます。
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