ニジェール/1978.動物保護シリーズ(1)【Wild Animals of the World Stamp Collection】

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【ニジェール】

 西アフリカの内陸国で、国土の大半はサハラ砂漠が占めている、その半分は年間の雨量が100ミリ以下で、年中緑が見られるのは、西端の二ジュール川に面した地域と、東南の隅にあるチャド周辺の湿地帯だけである。そこと、その北に拡がる年間約500ミリほどの雨量があるサバンナ地帯に大型動物がすむ。切手の動物はそれらの風土の中で、適切に描かれている。二ジュールは1959から62年にかけても動物切手のシリーズがある。

●キリン(キリン科)
最ものっぽの動物で、背の高さは5mにもなる。各地で斑紋が少しずつ違うが、切手では必ずしもそれが正確に描かれていない。二ジュールには耳の下に大きな茶色の斑紋をもつナイジェリアキリンがいるが、切手は東アフリカのアミメキリン。

●ダチョウ(ダチョウ科)
アフリカ特産の大型鳥。羽は拡げることはできるが、短すぎ、飛べない。敵には、この羽を拡げ、強力な足でむかう。けとばされると人でも大けがをするほどで、大型の肉食獣も成鳥はめったに襲わない。切手は雄の成鳥。

●チータ(ネコ科)
アフリカからインドにかけて、昔は広く分布していたが、アジア産のは非常に数が少なくなってしまった。アフリカでもめっきり減って、国際保護動物に指定されている。ネコ科だが、爪はむき出しで、引っこますことができず、木登りもしない。

#切手

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