(C938-939)近代美術シリーズ 第15集 初日カバーコレクション

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発行日 1983.1.24

 「吹雪」は伊東深水(1898~1972)の、昭和7年(1932)の作品である。深水は、昭和22年、第3回日展に出品の「鏡」で芸術院賞を受賞、翌年芸術院会員となった。

 「雪柳と海芋に波斯の壺」は児島善三郎(1893~1962)の、昭和31年(1956)の作品である。善三郎は洋画家で、大正11年二科会展で二科賞を受賞。昭和5年独立美術協会を結成しその発展に尽力した。

※1983年当初の説明です。

額面・種類 
  60円 2種
図案    
  ①吹雪
  ②雪柳と海芋に波斯の壺
原画構成者  
  ①②菊池 吉晃
版式・刷印 
  ①グラビア6色
  ②グラビア5色
印面寸法  
  ①よこ27×たて48ミリのたて型
  ②よこ30×たて48ミリのたて型
シート   
  ①②よこ5×たて4=20面構成
発行数   
  ①②2,800万枚

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#初日カバー
#FDC
#近代美術シリーズ

■伊東深水肖像画カバー
https://muuseo.com/stamp_collection/items/266

■児島善三郎肖像画カバー
https://muuseo.com/stamp_collection/items/259

伊東深水 ≪吹 雪≫(1932年) 「近代美術シリーズ初日カバー」
伊東深水  明治31年(1898)2月4日東京深川に生まれる。本名一(はじめ)。活字工。図案家見習いなどを経験したのち、明治44年13歳の時、美人画家として知られていた鏑木清方に入門して日本画の勉強を始める。翌明治45年から巽画会、再興院展、文展などに出品して入選を重ねたが、大正11年平和記念東京博覧会展の「指」で銀賞を受賞、さらに13年第9回郷土会展に「湯気」を発表して一躍画名を高めた。早くから鏑木清方門下の逸材として将来を期待されたが、昭和4年第10回帝展の「秋晴」で特選となり、8年同会展審査員に推された。その後も戦前の新文展、青々会、青衿会、戦後の日展、日月社などを中心に活躍し、「麗日」(昭和9年)、「銀河祭り」(昭和21年)「聞香」(昭和52年)、「夢多き頃」(昭和27年)などの秀作を出品、浮世絵の流れをくむ流麗な美人画から、戦後は新感覚によるさわやかな女性風俗画の表現を完成し、高く評価された。昭和33年日本芸術院会員となる。昭和47年(1972)5月8日東京で歿。74歳。 #近代美術シリーズ #切手 #初日カバー #FDC ■伊藤深水画「指」 https://muuseo.com/stamp_collection/items/294
https://muuseo.com/stamp_collection/items/266
児島善三郎 ≪雪柳と海芋に波斯の壺≫(1956年) 「近代美術シリーズ初日カバー」
児島善三郎  明治26年(1893)2月13日福岡市に生まれる。福岡県立中学校研猷館在学中から画家を志していたが、実家の紙問屋をつがせようとする父と意見が合わず。明治45年中学卒業後長崎医学専門学校へ進む。だが画家志望を捨てきれず、大正2年長崎医学専門学校を中退して上京、岡田三郎助の本郷洋画研究所に学ぶ。大正5年肺結核を病み、5年間郷里で療養生活を送る。大正9年再度上京、本格的な制作活動に入り、11年第9回二科展で二科賞を受賞して注目された。大正14年ヨーロッパに留学、主としてパリで古典を研究して昭和3年帰国、翌4年二科会会員に推された。しかし昭和5年二科会を大会、日本的感性に基づく油絵表現の確立を目指して、林武、里見勝蔵らと独立美術協会を創立する。以後同会を中心に活動し、「渓流」(昭和12年)、「東風」(昭和14年)、「花」(昭和24年)、「アルプスへの道」(昭和26年)、「婦人座像」(昭和31年)など、力強いフォルムと装飾性豊かな色彩による秀作を数多く発表した。昭和37年(1962)3月22日歿。69歳。 #近代美術シリーズ #切手 #初日カバー #FDC
https://muuseo.com/stamp_collection/items/259

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