ウィルバーライト・フランスルマン飛行-1908年-(飛行の歴史初日カバーコレクション)

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 このファースト・デー・カバーには、地中海のギリシア近くに浮かぶ島国キプロスにより発行された切手が添付されています。同国で発行消印が押されたそれらの切手の図案はライト兄弟と彼らの歴史的飛行機「ライト・フライター」号です。

 オリジナル彫刻画には、ウエルバー・ライトと初の女性飛行家ハート・バーグが1908年10月7日フランスのルマンの東約11キロの軍事基地キャンプ・ドーバーからまさに飛立たんとしている所が描かれています。

 ウィルバーは、フランにおけるデモンストレーション飛行のため」に同年5月に来仏し、「ライト・フラオヤー・A型」複葉機の組み立てにかかりました。当時ヨーロッパでも飛行に成功した人々がいましたが、空中において機を思いのままに操縦するまでにはいたっていなかったため、ライト兄弟の業績は信じがたいものだったのです。

 ウィルバーによる当地での飛行準備には数ヵ月を要しましたが、ついに8月8日、ユノディエルの小さなレース場で数人の見物人が見守るなかを、空中での飛行機の完ぺきなコントロールを披ろうしました。更に、キャンプ・ドーバーにおいても100回を超す飛行を行ない、その操縦の確実さを披ろうしたのでした。フランス人たちは、このA型機のすぐれた性能に舌をまき、ウィルバーは彼の飛行機の製造契約をとりつけることに成功したでした。

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